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  • 電通大、IoTセンサ向け新通信方式「パケット型インデックス変調」を開発

    電気通信大学(電通大)は7月9日、IoTの課題を解決する、「パケット型インデックス変調方式」による新通信技術を開発したと発表した。 同成果は、電通大 先端ワイヤレス・コミュニケーション研究センターの安達宏一准教授、同・藤井威生教授、電通大大学院 情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻の靏見康平大学院生、同・角田真一朗大学院生、同・蕪木碧仁氏大学院生らの研究チームによるもの。今回の技術に関しては、すでに特許を出願済みだという。 IoTシステムでは、観測対象となる環境の変化などを伝えるために長距離伝送が求められる。またあらゆる場所にIoT端末を配置する必要があることから、バッテリー駆動もしくは環境発電が求められるため、可能な限り省電力で動作することも求められる。一方、通信は電力消費量が多いことが知られており、IoT端末では、省電力タイプの通信規格「省電力広域ネットワーク(LPWAN)」が

    電通大、IoTセンサ向け新通信方式「パケット型インデックス変調」を開発
  • 25年前、日本のとある村だけで配られた幻のMac「FM-A71」の正体を追え!

    1996年、当時日一インターネット普及率の高い村があった。このとき、住民に配布された端末の中に、Macファンの多くが知らないであろう専用機種があったという。おそらく相当マニアックなMacファンの間でも知られていないであろうこの謎の機種について迫ってみた。 Macなのに「FM」…? 事の発端は、Mac業界の重鎮・林信行氏による、6月30日のTwitterでの呟きだった。 今日26周年らしい。世界中で富山県山田村の人しか持ってないMac。まだ現存しててeBay出したらどれくらいの値がつくのだろう?私は当時のアップルCEOアメリオに提案メール書いたらすぐに検討すると返事きた。それと別に日のアップルでも検討してた。 何かイベントやろうと @hokayan に言われてた pic.twitter.com/XwmwqCqCJf — Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) June 30,

    25年前、日本のとある村だけで配られた幻のMac「FM-A71」の正体を追え!
  • Windows 10搭載PCを買ったら最初にやっておきたいこと【開発者編】

    開発者向けのセットアップ 新しく購入したWindows 10パソコンには、開発者向けのアプリケーションやツールが用意されていない。そこで、開発者は自身で環境をセットアップしていく必要がある。 必要になるツールをインストールしてカスタマイズを加えていくことで、デフォルトの状態のWindows 10から遠ざかっていくのは開発者にはよくあることだ。しかし、Wingetが公開されるなど、Windows 10でもLinuxのようなパッケージ管理が現実的になってきた。これまで散らかし気味になりがちだったWindows 10も、これからはもうちょっとましな管理ができるようになるかもしれない。 稿では開発者向けに、新しいWindows 10パソコンに必要となる基的なツールやアプリケーションをインストールしてセットアップする方法を取り上げる。今回取り上げるのはOpenSSH、Winget、Windows

    Windows 10搭載PCを買ったら最初にやっておきたいこと【開発者編】
  • 東大、デジカメ画像から植物の3次元形質を測定可能なPythonパッケージ公開

    東京大学は6月15日、一般的なデジタルカメラの画像から、鉢植え植物の3次元データを高精度に自動測定するPythonパッケージ(EasyDCP:Easy Dense Cloud Phenotyping)を開発し、公開したと発表した。 EasyDCPを利用した測定の大まかな流れ 資料:東京大学 同大学によると、近年は植物の3次元形質を非破壊的に測定するための手法が発展してきているが、既存のシステムは高価であり、大規模な施設や専門的な装置が必要といった理由から、生態学の分野ではそれらのシステムがほとんど用いられてこなかったという。 しかし、生態学的研究において草丈、投影葉の面積、草姿など植物の形に関する測定は非常に重要であり、鉢植えの植物を安価で高速に測定するシステムが必要とされていた。そこで同大学は、一般的なデジタルカメラと、市販およびオープンソースのソフトウェアを組み合わせたパイプライン(E

    東大、デジカメ画像から植物の3次元形質を測定可能なPythonパッケージ公開
  • 名大、20世紀に予測された「ドメインウォール・スキルミオン」の観測に成功

    名古屋大学(名大)は6月10日、磁性体において、さまざまな物理学分野で存在が予測されてきた「ドメインウォール・スキルミオン」と呼ばれる状態の観測に成功したと発表した。 同成果は、名大 大学院工学科の長瀬知輝 博士前期課程学生(研究当時)、同・川口由紀 教授、同・田仲由喜夫 教授、名大 未来材料・システム研究所の石田高史 助教、同・長尾全寛 准教授、同・桑原真人 准教授、同・齋藤晃 教授、同・五十嵐信行 教授らの研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。 「欠陥」は、物理学などにおいては、原子スケールのミクロの世界から宇宙規模のマクロな世界まで、ありとあらゆるシステムにおいて普遍的に見られるもので、その性質や成因を明らかにすることは、そのシステムの物理的質を理解する鍵となるとされている。つまり、欠陥とはものごとを理解するため

    名大、20世紀に予測された「ドメインウォール・スキルミオン」の観測に成功
  • 九州新幹線西九州ルート、佐賀県が示した3ルートの意味 - 鉄道ニュース週報(281)

    九州新幹線西九州ルートで開通のめどが立たない武雄温泉駅までの区間について、「佐賀県側から3つのルートが提案された」と報じられた。フル規格新幹線の建設に否定的な佐賀県からの提案だけに「計画前進」という印象もある。しかし、佐賀県の真意は「国のための新幹線なら佐賀駅を通らなくても良い」かもしれない。 佐賀県が示したフル規格の3ルート(地理院地図を加工) 5月31日、国土交通省鉄道局幹線鉄道課長と佐賀県の地域交流部長は、九州新幹線西九州ルートの未開通区間について「幅広い協議」を実施した。国、長崎県、JR九州はフル規格新幹線で開通させたい。佐賀県側はフル規格を求めていない。この問題について、報道機関など第三者が語るときには言葉を慎重に選ぶ必要がある。 まず、「未着工区間」は適切ではなく「未開通区間」だ。そもそも佐賀県と国の合意は「スーパー特急方式」だった。この方式は工事が要らない。鳥栖~武雄温泉間は

    九州新幹線西九州ルート、佐賀県が示した3ルートの意味 - 鉄道ニュース週報(281)
  • キャベツ、いよかん、タマネギ…野菜や果物、捨てず建材に大変身

    野菜や果物を使い、曲げても割れない強度がコンクリートを上回る素材を開発した、と東京大学の研究グループが発表した。実用化すれば、廃棄されてきた物を建材や容器など、付加価値のある多彩な用途に使え、使用後はべられる。物の色や香り、味を残したり、調味料を加えたりもできるという。 左からキャベツの外葉、いよかんの皮、タマネギの皮。上から元の状態、粉砕した状態、完成した素材(東京大学酒井雄也研究室提供) 研究グループは野菜や果物の皮などのべない部分をフリーズドライにして粉砕し、適量の水を加え、100度、20メガパスカル(200気圧に相当)程度の熱と圧力を加えて成形した。その結果、白菜で、曲げても割れない強度が18メガパスカルを記録し、一般的なコンクリートの約5メガパスカルを大幅に上回った。ほかオレンジ、バナナ、キャベツ、ブロッコリー、マイタケ、アオサ、タマネギ、いよかん、茶葉でも軒並み10メガ

    キャベツ、いよかん、タマネギ…野菜や果物、捨てず建材に大変身
  • 名大 MIRAI GSCの参加高校生が従来にない高温強磁性半導体セラミックスを発見

    名古屋大学(名大)は6月2日、「パラジウム酸鉛」に鉄とリチウムを少量、共置換することによって400℃以上の高温から磁石になる材料である強磁性半導体セラミックス「PbPd0.93Fe0.05Li0.02O2」を発見したと発表した。 同成果は、名大大学院 理学研究科の寺崎一郎教授らの研究チームによるもの。また同成果は、名大が展開しているプログラム「名大 MIRAI GSC」(科学技術振興機構の「次世代人材育成事業グローバルサイエンスキャンパス」の1つ)の一環で、寺崎教授の機能性物質物性研究室において研究を行った2人の高校生による成果が出発点となったという。詳細は、応用物理学を扱う国際学術誌「Journal of Applied Physics」に掲載された。 永久磁石の基盤となる強磁性体は、鉄やコバルトのような遷移金属、もしくはサマリウムやネオジムといった希土類の合金であることが一般的でシリコ

    名大 MIRAI GSCの参加高校生が従来にない高温強磁性半導体セラミックスを発見
  • 「ハイパーカミオカンデ」が着工、宇宙の運命と人類の根源的な問いに挑戦

    東京大学宇宙線研究所などは2021年5月28日、超大型水チェレンコフ観測装置「ハイパーカミオカンデ」を着工したと発表した。 実験開始は2027年の予定。ニュートリノの質量の発見を成し遂げ、2015年のノーベル物理学賞の受賞につながった「スーパーカミオカンデ」の後継装置にあたり、これまでにないほど高い精密、そして大規模な研究を行うことを可能としている。その性能を活かし、この宇宙や物質すべての理にまつわる謎の解明に挑む。 ハイパーカミオカンデのイラスト (C) ハイパーカミオカンデ研究グループ ニュートリノとカミオカンデ ハイパーカミオカンデ(Hyper-Kamiokande)は、東京大学と高エネルギー加速器研究機構(KEK)が中心となり、世界19か国の研究機関が協力して計画を進めている超大型水チェレンコフ観測装置である。 観測するのは「ニュートリノ」と呼ばれる「素粒子」である。この宇宙にある

    「ハイパーカミオカンデ」が着工、宇宙の運命と人類の根源的な問いに挑戦
  • NIMS、40年間議論が続けられてきたテントウムシの脚裏の接着原理を解明

    物質・材料研究機構(NIMS)は6月3日、40年にわたって議論が続いてきたテントウムシの脚裏がガラス面などでも滑らずにいられる接着原理を解明したと発表した。 同成果は、NIMS 構造材料研究拠点の細田奈麻絵グループリーダー、東京大学の須賀唯知名誉教授(現・明星大学客員教授)、東京大学の中茉里大学院生(研究当時)、独・キール大学のStanislav N. Gorb教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。 持続可能社会を実現するための要素の1つに、リサイクルがある。可能な限りリサイクルすることが望ましいことから、接着技術にもスポットが当たっている。 これまで接着剤などの接着技術は、強力であることが求められてきた。しかし今後はそれが変わっていく。たとえばダンボール箱1つを取っても、中にものを入れて運ぶときはしっか

    NIMS、40年間議論が続けられてきたテントウムシの脚裏の接着原理を解明
  • 地図でプログラミング!?ゼンリンが作ったプログラミング教育ツール「まなっぷ」

    ICT教育推進のためプログラミング教育が必修化され、教育関連企業も教育現場の要望に応えて様々な教育ツールのラインナップがされるなか、地図でプログラミングという一風変わったプログラミング教育を開発、提案するのが地図業界の老舗ゼンリンだ。5月12日から14日まで東京ビッグサイトで開催された教育関連業者のための展示会「教育 総合展(EDIX)東京」内の「第2回 STEAM教育 EXPO」に同社の製品「まなっぷ」が出展されていた。地図の会社が作った教育ツールとはどのようなものかレポートする。 「第2回 STEAM教育 EXPO」ゼンリンブースより 地図業界の老舗であるゼンリンは、その蓄積された地図データを元に様々なITビジネスを展開、カーナビゲーションから、位置情報を活用したIoTソリューション、行動支援サービスやエリアマーケティング、デジタルサイネージまで幅広い分野で業務展開しており、そんな同社

    地図でプログラミング!?ゼンリンが作ったプログラミング教育ツール「まなっぷ」
  • 好きなWindowsショートカットキー、2位はAlt-Tab - 1位は?

    Microsoftは3月15日(米国時間)からTwitterにおいて「#ClashOfTheKeyCombos」と呼ばれるショートカットキートーナメントを行っていた。これはユーザーから好みのショートカットキーを投稿してもらい、トーナメント方式でチャンピオンを決めるというもの。結果はこのツイートで発表されており、「Ctrl」+「C」がチャンピオンに輝いたとされている。 #ClashOfTheKeyCombos ショートカットキートーナメント結果 資料: Microsoft トーナメント表から上位5位までをまとめると次のようになる。

    好きなWindowsショートカットキー、2位はAlt-Tab - 1位は?
  • 「ヒ」と「シ」が混同して発音される現象の仕組みを豊橋科技大が解明

    豊橋技術科学大学(豊橋技科大)は、関東や東北地方の方言などで観察される「ヒ」と「シ」が混同して発音される現象に関して、リアルタイムMRIとスーパーコンピュータ(スパコン)を用いた解析により、舌の位置は変えずに舌の左右方向の形状を変化させて発音していることが原因であることを明らかにしたと発表した。 同成果は、豊橋技科大 機械工学系の吉永司助教、同・飯田明由教授、国立国語研究所の前川喜久雄教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、米音響学会誌「Journal of the Acoustical Society of America」に掲載された。 『江戸っ子は「ヒ」を「シ」の区別をつけられない』などと言われるように、関東から東北にかけての広い地域の方言の一種に、「ヒ」と「シ」の混同がある。例えば、「東」を「シガシ」、「髭」を「シゲ」などといった具合だ。これまで、この混同が起きるのは、「ヒ」と「

    「ヒ」と「シ」が混同して発音される現象の仕組みを豊橋科技大が解明
  • 『シン・エヴァ』のリモート制作を支えたシステム&ツール - カラーが考える「アニメのデジタル化」

    2021年3月8日から公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(以下、シン・エヴァ)。作は新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言のもと、その終盤においてはリモート環境で制作が行われた。しかし、公開の迫るアニメ映画をリモートで完成させるのは並大抵のことではない。 講演「スタジオカラーのこれからのシステムづくり(仮)」の内容をお届けする。タイトルの(仮)は、登壇者のカラー・鈴木慎之介氏が立ち上げに携わった「ニコニコ動画」のβ版以前の初期名称に由来している 制作環境を構築するため、制作会社であるカラーは、大規模なシステムの強化やインフラの整備を実施。この制作環境構築プロジェクトで主導的な役割を果たしたのが、カラー 執行役員 技術管理統括の鈴木慎之介氏だ。 3月13日、アニメ制作におけるデジタル作画、関連技術をテーマとしたフォーラム「アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォー

    『シン・エヴァ』のリモート制作を支えたシステム&ツール - カラーが考える「アニメのデジタル化」
  • DASH村の夢の続きを実現したい…『ザ!鉄腕!DASH!!』とTOKIO、福島とのこれから - 東日本大震災10年

    インタビュー DASH村の夢の続きを実現したい…『ザ!鉄腕!DASH!!』とTOKIO、福島とのこれから - 東日大震災10年 2011年3月11日に発生した未曾有の災害・東日大震災から10年。マイナビニュースでは、この震災に様々な形で向き合ってきた人々や番組のキーパーソンにインタビューし、この10年、そしてこれからを考えていく。 日テレビ系バラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(毎週日曜19:00~)で、TOKIOのメンバーたちが体を張って農作業などに挑む看板コーナー「DASH村」は、福島第一原発事故によって撤退を余儀なくされたが、「出張DASH村」や「新男米」はもちろん、「新宿DASH」「DASH島」など、様々な企画でそのDNAは今も生き続けている。 島田総一郎統轄プロデューサーに、この10年の取り組みやTOKIOに感じる福島への愛情、そして4月以降新体制となるTOKIOととも

    DASH村の夢の続きを実現したい…『ザ!鉄腕!DASH!!』とTOKIO、福島とのこれから - 東日本大震災10年
  • 新型コロナによる嗅覚障害は正常に戻らない可能性がある、東大が確認

    東京大学は2月2日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のモデル動物を用いた研究で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のウイルス量にかかわらず、感染後数日で広範囲にわたって、鼻の奥にある匂いを感知する部位である「嗅上皮」が脱落することを明らかにしたと発表した。また、大部分の嗅上皮は感染後21日で正常厚になることも見出したが、正常厚に戻らない場合があることも発表された。 同成果は、東大医学部附属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の浦田真次届出研究員(米・テキサス大学医学部ガルベストン校 耳鼻咽喉科 博士研究員兼任)、同・岸めぐみ届出研究員(テキサス大医学部ガルベストン校 病理学 リサーチアソシエイト兼任)、東大大学院 院医学系研究科 外科学専攻 耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学の山岨達也教授(東大医学部附属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 科長兼任)、テキサス大医学部ガルベストン校病理学の

    新型コロナによる嗅覚障害は正常に戻らない可能性がある、東大が確認
  • 漢字の手書き習得が文章作成などの言語能力に影響を与える、京大が解析

    京都⼤学は1月26日、漢字の「読字」「書字」「意味理解」の習得には、部分的に異なる複数の認知能力が関わっていること、ならびに「書字」の能力が高い人ほど文章作成能力が高くなり、手書きの習得が高度な言語能力の発達と関連する事を発見したと発表した。 同成果は、同大大学院医学研究科の大塚貞男 特定助教、同村井俊哉 教授らによるもの。詳細は1月26日付の国際学術誌「Scientific Reports」に掲載された。 すでに研究チームは先行研究として漢字能力が「読字」「書字」「意味理解」の3側面からなる事を発表しているが、今回の研究では、大学(院)生30名に対し漢字能力の3側面、基礎的な認知能力、高度な言語力の測定を行う形でそれぞれの関連性の調査を行った。 漢字能力の習得には複数の認知能力が関わっていることが判明 具体的な調査方法としては、基礎的な認知能力として、音韻処理、呼称速度、視空間処理、統語

    漢字の手書き習得が文章作成などの言語能力に影響を与える、京大が解析
  • 名大など、数学と考古学を融合させた新分野で人類進化史の説明に成功

    名古屋大学(名大)は1月12日、旧人と新人というふたつの人類集団の空間分布動態を表現すると同時に、集団間の資源競争による人口密度の変化を示す数理モデル「生態文化分布拡大モデル」を用いた人類進化史の説明に成功したと発表した。 同成果は、名大博物館・大学院環境学研究科の門脇誠二講師、明治大学 総合数理学部の若野友一郞教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、科学誌「Quaternary International」にオンライン掲載された。 ここ最近10年間の人類進化史の研究における進展はめざましく、現在の中学校や高校の歴史や生物の教科書が追いつかない状況となっている。それら教科書では、我々ホモ・サピエンスこと新人は、ネアンデルタール人などのさまざまな旧人よりもあとに登場し、より発展した文化を最初から持っていたと説明されている。しかし、もはや大きな更新が必要だという。 まず新人の登場時期が、約3

    名大など、数学と考古学を融合させた新分野で人類進化史の説明に成功
  • 加齢した父親の精子が子どもの神経発達障害に影響する、東北大が確認

    東北大学は1月4日、父親の加齢が子どもの神経発達障害様行動異常の原因となりうること、またその原因となる分子病態基盤として、神経分化を制御するタンパク質「REST/NRSF」が関与し、加齢した父親の精子の非遺伝的要因が子どもに影響することを発見したと発表した。 同成果は、同大学大学院 医学系研究科・発生発達神経科学分野の大隅典子教授、東北大 加齢医学研究所 医用細胞資源センターの松居靖久教授、東京農業大学 応用生物科学部 バイオサイエンス学科 動物発生工学研究室の河野友宏教授、愛知県医療療育総合センター 発達障害研究所 障害モデル研究部の吉崎嘉一研究員らの共同研究チームによるもの。詳細は、「EMBO Reports」にオンライン掲載された。 将来の健康や特定の疾患へのかかりやすさなどは、胎児期や生後早期の環境に強く影響を受けると考えられている。これまでは、主に母体の栄養状態や薬物摂取など、母

    加齢した父親の精子が子どもの神経発達障害に影響する、東北大が確認
  • “埼玉の奇祭”はなぜ生まれたのか…『埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』テレ玉社長が語る29年の歴史と舞台裏

    今年10月、ある音楽番組の開催延期を伝えるニュースに「そんな…」「マジかよ…」「悲報」とSNSでショックの声が相次いだ。その番組とは、テレ玉(テレビ埼玉)が、1992年から29回にわたって放送してきた『埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』。その名の通り、埼玉県の財界人・政界人が一堂に会し、自慢の歌声を披露するというお正月恒例の特番だ。 年々磨きがかかる出場者のユニークなパフォーマンスと、お堅いイメージの政財界人とのギャップが大きな話題を集め、今や県を越えて“埼玉の奇祭”と呼ばれるように。Twitterでは世界トレンドに入る盛り上がりを見せている。 残念ながら、記念すべき30回大会となる2021年の放送は、新型コロナウイルスの影響で翌年に延期となったが、これまでの歴史や舞台裏を、テレ玉の川原泰博社長にたっぷりと聞いた――。 『第27回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』(2018年)のフィナーレより (

    “埼玉の奇祭”はなぜ生まれたのか…『埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』テレ玉社長が語る29年の歴史と舞台裏