【住んでみた!】中銀カプセルタワービル 7ヶ月間サバイバル滞在記 / 最後の住人の記録 千絵ノムラ 2022年12月24日 中銀カプセルタワービル。かつて銀座8丁目の首都高沿いにあり、その独特な外観で多くの人を虜にしていた、建築の大家・黒川紀章によるメタボリズム思想の建築。惜しまれながら今年の10月に解体された。 筆者はひょんなご縁で、昨年2021年4月〜10月の7ヶ月間ここに住んでいたのだが、時を経た今だからこそ話せる、中銀カプセルタワービルでの生活についてお伝えしたい。謎に包まれていた共同シャワールームも初公開! ・中銀カプセルタワービル まず中銀カプセルタワービルの基本情報についてお伝えしよう。1972年竣工、今年で50周年。13階建てのA棟と11階建てのB棟のツインタワーで、それぞれエレベーターがあるコア部分を、螺旋状に総数140個のカプセルが配置されている。ぱっと見、カプセルが重