ロシアや中国の生活に魅力はないと言い放ち、衰退してもヨーロッパが一番であると断言するドイツの哲学者ぺーター・スローターダイク。最近ではウクライナ情勢で緊張が高まり、欧米とロシアの溝がさらに深まっているが、それでも彼はプーチンに対して危機感を持っていないと言う。 1947年、ドイツのカールスルーエに生まれたペーター・スローターダイクは、『シニカル理性批判』や『球体』(未邦訳)三部作など、思考を揺さぶる作品を発表してきた。 長年カールスルーエ造形大学で美学と哲学を教えてきたスローターダイクは、ユルゲン・ハーバーマスと共に、おそらくヨーロッパで最も重要な存命の哲学者だ。膨大な想像力を持ち、才能に富み、よくメディアにも登場するこの思想家は、あらゆるテーマに触れ、あらゆる種類の「水たまり」に飛び込むことができる。 ポリティカル・コレクトネスの敵にして、ニーチェとハイデガーの偉大な後継者。さらにアカデ
