一昨年出たもんのすごい大著を読み終えたのでレヴューします。総覧 東欧ロシア史学史作者: エミル・ニーデルハウゼル,渡邊昭子,家田修,飯尾唯紀,平田武,三苫民雄,鈴木広和,秋山晋吾,戸谷浩,山本明代,姉川雄大,吉橋弘行出版社/メーカー: 北海道大学出版会発売日: 2013/09/04メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 原著は,Niederhauser Emil, A történetirás története Kelet-Európában (Budapest: História – MTA Történettudományi Intézete, 1995)。どこが大著かといえばまず物理的に大著で,600ページを超える二段組の重量感はものすごく,母語で読んでいるはずなのに読んでて疲れるだとかなかなか終わらないだとかそういう感慨を久々に抱かされた。そしてもちろん,内容もすごい。 本