街のイメージはトイレから-。神戸市は2018年度から市内全域で公設トイレのリニューアルに乗り出す。観光施設やホール、公園をはじめ、21年度までに改修を完了させる全学校園と合わせ、少なくとも約4300基のトイレを洋式化。各部局一斉に取り組むのは初めてで、同市のトイレ刷新としては過去最大規模になる。久元喜造市長は「トイレは街の印象を左右する。洋式化だけでなく女性用を増やすなど使いやすくしたい」と意気込む。(若林幹夫) 19年のラグビーワールドカップ日本大会は神戸でも開かれ、海外からの旅行客はさらに増える見通し。和式トイレに慣れていない外国人観光客をもてなす環境を整えるほか、高齢者や障害者、子どもにもトイレを使いやすくする。 まずは大規模な文化、観光施設に着手する。神戸文化ホール(同市中央区)では、大きな公演のたびに長い列ができていた女性用に洋式45基を増設。女性用個室は1・7倍の106基になる
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