映画化もされた『スローなブギにしてくれ』の衝撃から半世紀近く――。80歳にしていまだ旺盛に小説を書き続け、しかも物語も文体も変わらず瑞々しいままの恐るべき作家・片岡義男。そんな彼の大ファンであるという直木賞作家・江國香織と批評家の佐々木敦が、小説の書き方をめぐって語り合いました。 創作に欠かせない「言葉の正確率」に「ストーリーの論理」って? 印象的なタイトルの付け方にも迫ります! *** 長編小説の書き方 佐々木:本日は片岡義男さんの『窓の外を見てください』(講談社)刊行記念ということで、江國香織さんと片岡さんをお迎えしました。3年半前にもこの3人でイベントをしていまして、その時はお二人の小説の書き方を根掘り葉掘りうかがいました。 『窓の外を見てください』は長編小説なんですね。江國さんも最近『彼女たちの場合は』(集英社)という長編を刊行されたということで、今日は「長編小説の書き方」というテ
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