校内のプールに生息する生き物について学ぶ観察会が23日、川崎市高津区久地の市立久地小学校で行われた。プール清掃を前に、2年生の児童約170人が、トンボの幼虫ヤゴなどの生き物を「引っ越し」させた。 地域と連携した区の環境事業「エコシティたかつ」の一環。「ヤゴ救出大作戦」と銘打ち、プールから移した泥の入ったケースから、ヤゴやマツモムシ、ユスリカの幼虫といった生き物を採取。「やわらかい」と歓声を上げながら手づかみでバケツに入れていった。 「救出」後は、事業の一部を受託するNPO法人メンバーが、捕まえた生き物を教室のモニター画面に拡大表示。2種類のヤゴは、大きい方がシオカラトンボ、小さい方がネキトンボであることを説明した。 ペットボトルを使った飼い方やエサも紹介し、「トンボになるときに捕まれるよう、割り箸のような棒を用意して」とアドバイス。ヤゴは子どもたちに1匹ずつ渡されたほか、校内のビオト