妻を裸にして熱湯…DV夫に懲役11年 山形市で昨年6月、日常的に暴力を妻にふるい死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた無職藤川春樹被告(36)の判決公判で山形地裁は18日、懲役11年(求刑懲役13年)を言い渡した。 伊東顕裁判長は「食事の準備の仕方が悪いなどささいな理由で暴行を繰り返し、衰弱した妻を死なせた典型的なドメスティックバイオレンス(DV)で、身勝手で冷酷」と厳しく指摘。一方、妻の死亡に気付いて人工呼吸し、警察に電話したなどとして自首の成立を認めた。 判決によると、藤川被告は昨年6月19日から21日ごろにかけ、山形市の自宅アパートで妻の寿育さん=当時(35)=の頭や腹部を多数殴り、裸にして熱湯を浴びせるなど暴行して死亡させた。今年1月には山形刑務所で拘置中の男性を机で殴ってケガをさせた。