【報告します!】老人ホーム火災で被害者が増えたのは…「無届け施設」急増の裏側にある現実 (1/5ページ) 2009.4.4 18:00 なぜ、被害は拡大したのでしょうか。10人が亡くなる大惨事になった群馬県渋川市の老人施設「静養ホームたまゆら」の火災。ペンとデジカメ片手に記者が現場で取材をすすめると、現在の老人福祉の問題点が浮かび上がってきました。入社5年目の女性記者が感じたことは…。 《3月19日午後10時55分ごろ、群馬県渋川市北橘町の老人施設「静養ホームたまゆら」から出火。調理室や食堂が設置されていた別館・赤城など3棟が全半焼した。居室や浴室などの焼け跡から入所者7人の遺体がみつかった上、搬送された3人も病院で死亡が確認された》 火がついたらあっという間…違法に増築を重ねた危険と隣り合わせの施設 たまゆらのある渋川市は、前橋市の中心部から約15キロ北に位置するのどかな農村地帯。現場