以前、このコラムで書いたように、一時筆者は真剣に液晶ディスプレイへの導入を考えた。若い時にはあり得なかったことだが、CRTディスプレイを使っていると、目が腫れるようになってしまったのである。幸い、CRTフィルターを用いることで、現時点では小康状態を得ているのだが、いつまで今のようなCRTディスプレイを使えるのか、だんだん自信がなくなってきた。また、今のディスプレイを新しいCRTディスプレイに買い換えた場合、その新しいCRTの設置や数年使った後の廃棄といったことを考えると、ゾッとしてしまう。果たしてその頃、筆者にそれだけの体力が残っているのだろうか? 好むと好まざるとにかかわらず、次のディスプレイは液晶にせざるを得ないかもしれない。筆者はこう考えるようになってきた。 ただ、前にも述べたとおり、筆者は液晶ディスプレイがあまり好きではない。というより、ディスプレイデバイスとしてみた場合、液晶には