共産党の志位和夫委員長は4日付の機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューで女性・女系天皇に賛成すると強調した。皇室容認の姿勢を示すことで、野党共闘の推進や無党派層への支持拡大を図る狙いがみえる。しかし、今回の皇位継承のあり方に反対するなど「天皇制廃止」から完全に転向したわけではなく、他の野党は共闘は難しいとの考えが支配的だ。 「日本国民統合の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はどこにもないはずです」 志位氏はインタビューでこう答え、女性・女系天皇に賛成する立場を明らかにした。 共産党は「(19)22年綱領草案」から「94年綱領」に至るまで「天皇制の打倒」や「天皇制の廃止」などを掲げてきた。しかし、理論的支柱である当時の不破哲三議長が主導した「2004年綱領」で「天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきもの」と明記して以降、徐々
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