新聞報道によると、佐渡のトキ保護センターから放鳥されたトキが、初めて育雛に成功し、もうすぐ3羽のヒナが巣立ちを迎えるという。これは自然界では38年ぶり。絶滅直前であったニッポニアニッポンの状況が、ほんの少しだけど、しかし大きく前進したことを意味する。(これを書き終わった途端、巣立った!というニュースが入った) (読売新聞から) 『50とよばれたトキー飼育員たちとの日々』は、奇跡のようなタイミングで出版された本である。著者は朝日新聞の記者。2007年に佐渡島駐在となり、トキ保護センターの取材を開始した。ちょうどそのころ、第1回目の放鳥の準備が進められており、放鳥候補生が選ばれたところだった。 ケージを出て自然界で生きていくことが、トキにとって幸せなのかなあ。聞いてみたいな。トキはいま何を考えているんだろう 所長の言葉に、鳥と飼育員との日々にフォーカスを当てて取材することを決意した。トキにも個
野生復帰ステーション順化ケージの映像を配信しています。 (提供:環境省、協力:佐渡市) ※ライブ映像は24時間配信していますが、屋外が暗い時間帯には映像が映りません。 ※6月7日に野生復帰ステーション順化ケージにて、第6回放鳥に向けたトキ13羽の訓練を開始しました。
4月22日、自然界で「36年ぶり」のヒナ誕生が確認されたトキ。その後、別のペアから次々にヒナが誕生、計8羽(5月21日現在)となり、佐渡は突然の“ベビーラッシュ”に沸いている。 かつてトキは、北海道南部から九州にかけて広く棲息する、ごくありふれた鳥だった。体長約75cm、翼を広げると約140cm。翼の下面は淡いピンク色で、日本人はそれを「朱鷺色」と表現した。田畑を踏み荒らすため、“害鳥”として農家に迷惑がられる存在でもあった。 しかし、明治にはいると食用や羽毛を取るために乱獲され、数が激減。1920年代半ばに、日本では絶滅したと考えられていた。 その後、昭和にはいって佐渡島で目撃が報告され、1934(昭和9)年に国の天然記念物に指定された。当時は佐渡島全域に100羽前後が生息すると推定されていたが、その数はさらに減り続け、1958年には日本全国で佐渡島に6羽、能登半島に5羽が生息するだけに
新たに誕生が確認された親鳥とひな。円内がひなの位置=17日、新潟県佐渡市、環境省提供 環境省は17日、新潟県佐渡島で放鳥された国の特別天然記念物トキのうち、新たに4歳同士のペアからひな1羽が誕生したと発表した。今季、ひなが生まれたペアは3組目で、誕生したひなは計7羽となった。 同省によると、17日午前6時ごろ、巣の中で親鳥が餌を与えるようなしぐさをし、ひならしきものが動いている様子を観察チームが見つけ、その後、同省職員がひな1羽を確認した。巣には、ほかにもひながいる可能性があるという。 佐渡島では2組のペアにそれぞれ3羽ずつ、ひなが生まれており、いずれも順調に成長している。先月下旬に誕生が確認された3羽は、早ければ来週中にも巣立つとみられている。 関連リンク放鳥トキのひな、さらに1羽確認 新潟・佐渡、計6羽に(5/11)佐渡の放鳥トキ、新たにひな1羽誕生 今季5羽目に(5/9)トキの
新潟県佐渡市で野生復帰を目指すトキについて、環境省は、17日、新たに1組のつがいで1羽のひなの誕生が確認されたと発表しました。 これで、この春の繁殖期にひなが誕生したつがいは3組となり、トキの野生復帰に向けた取り組みは、さらに大きく前進することになります。 新たにひなの誕生が確認されたのは、佐渡市で自然に放され、繁殖させる試みが行われているトキのうち、いずれも4歳のオスとメスのつがいです。 このつがいは先月9日ごろから卵を温めていましたが、17日午前6時ごろ、環境省に協力して巣の様子を観察しているボランティアの男性が、1羽のひながいるのを確認しました。 環境省によりますと、ひなは体の一部がわずかに確認できる程度で、大きさやふ化した時期については分かりませんが、親鳥からエサをもらっているとみられる様子が観察されたということです。 佐渡市ではこれまでに2組のつがいから合わせて6羽のひながかえり
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く