12月中旬、寒ブリの豊漁に沸く、佐渡水産物地方卸売市場に行ってきました。 当日の新潟県内は、冬型の気圧配置が強まり海は大荒れで 佐渡に着くと雪が降っていました。 市場に着いて海を眺めると、気嵐(けあらし)を見ることができました。 気嵐とは冬の寒い朝、大気の温度より海水の温度が高い場合 海面から蒸発した水蒸気が、大気に冷やされることによって起こる蒸気霧のことをいいます。 <めったに見られない気嵐> 回遊魚のブリは、5月~6月にかけ日本海を北上し 夏場は北海道の沿岸で生活し産卵に備え、タップリ餌を食べ、栄養(脂肪)を蓄えます。 11月、水温が15℃を下回る頃、冷たい水を嫌うブリは南下を始めます。 南下の途中で獲れるブリが、脂の乗った「寒ブリ」として水揚げされます。 <豪快な定置の網起こし>写真提供:新潟県佐渡水産庁舎 冬型の気圧配置が強まり海が荒れると、ブリは両津湾に逃げ込み定置網に入り水揚げ