本日届いた『月刊マスコミ市民』1月号に、先日台北で開かれたソーシャルアジアフォーラムを主催してこられた初岡昌一郎さんが「グローバル化時代における社会民主主義の基礎構築を目指して」という文章を書かれています。 ケネス・ボールディングの『20世紀の意味』(これ、大学に入って最初のゼミで最初に読まされた本ですが)を引用しつつ、壮大な議論を展開されていますが、ここではそれほど壮大ではないけど、今の日本にとってとても重要な部分を若干引用しておきたいと思います。 日本の生産性の低さの原因がどこにあるのかについての、もう一つの重要な指摘です。 >経済的民主主義の確立に必要なのは、経営参加制度だけではありません。ILOが出している報告書によれば、北欧の労働生産性は日本の倍も高いのです。あれだけ日本人が働いているのに、日本の労働生産性が低いのはなぜなのでしょうか。それは、労働が非効率的非合理的に組織されてい