通勤中や昼休み、私たちはスマートフォンさえあれば、いつでもどこでも情報を手に入れることができる。以前より早く最新の情報を手に入れられたり、満員電車では本を開きづらいからと諦めていた読書も電子書籍によって出来るようになったりと、デジタルツールの発達で可能になったことがたくさんあるのではないだろうか。 学習や研究においてもデジタル活用は進んでいる。アプリを使って英単語を覚える学生もいれば、デジタルコンテンツを活用した授業を行う学校も増えてきているなど、学ぶ側も教える側も変化している。 そうしたデジタル化は、研究の分野においてどのように作用し、何を可能にするのだろう。東アジア分野の研究資料のデジタルアーカイブ化を進めている関西大学アジア・オープン・リサーチセンター「KU-ORCAS」(ケーユーオルカス)センター長の内田慶市先生と副センター長の藤田髙夫先生にお話を伺った。 関西大学アジア・オープン
インターネット上で公開している京都大学附属図書館所蔵資料の電子化画像は、2017年12月1日より、利用申請・利用料の支払手続きをすることなく、自由に利用できるようになりました。 これは、京都大学が進めるオープンアクセス推進事業の一環として、貴重資料等の一次資料の電子化と公開・流通を推進する中、より円滑な電子化画像の利用を促進するため、利用規則を改正したものです。今回の規則改正により、インターネット上で公開されている附属図書館所蔵資料の電子化画像については、利用申請や利用料の支払をすることなく、自由に利用することができるようになります。詳細は京都大学貴重資料デジタルアーカイブの「コンテンツの二次利用について」をご覧ください。 京都大学が所蔵する貴重資料は数多くの出版物、放送番組等で使用されており、『天正遣欧使節肖像画』や『國女歌舞妓繪詞』は、学校の教科書等にも掲載されています。京都大学貴重資
2017年9月25日から29日まで、京都大学国際科学イノベーション棟において、第14回電子情報保存に関する国際会議(14th International Conference on Digital Preservation:iPRES2017)が開催されます。2004年に始まったiPRESですが、今回初めての日本開催となります。 テーマは「多様な文化をデジタル空間に保存して未来へ伝える-ポップカルチャーから学術情報まで」(Keeping Cultural Diversity for the Future in the Digital Space ― from Pop-Culture to Scholarly Information)です。 論文・ポスターの抄録受付締切が3/17、本文受付締切が3/31となっています。また、ワークショップ・チュートリアル・パネルの受付締切は4/3です。 iP
iPRES2017 14th International Conference on Digital Preservation / Kyoto, Japan / September 25 – 29, 2017 iPRES (International Conference on Digital Preservation、略称アイプレス) は、デジタルデータの長期保存に関する諸課題を議論する国際的な学術会議です。2004年以降、欧州・北米・アジア・豪州の文化記憶機関(Memory Institutions)による持ち回りで年次会議 が開催されており、第14回目となる今年は、初めての日本開催となります。 近年、大規模デジタルアーカイブやボーンデジタルの書籍・画像・音楽・動画・ゲームなど、デジタルコンテンツ量は爆発的に増加していますが、こうしたデジタルデータの保存に関する長期的な取り組みはかなり
京大天文台デジタルアーカイブプロジ ェクト 富田良雄(理・宇宙物理教室) 前原裕之(理・附属天文台) 柴田一成(理・附属天文台) 大野照文(総合博物館) プロジェクトの概要 花山天文台や理学部の暗室・倉庫に保管されている古い 写真乾板(1920年代〜1960年代にかけて撮影されたもの) やスケッチなどの画像資料をデジタル化し、アーカイブとし て半永久的に保存、公開を行なう。 京大における宇宙物理学の黎明期にあたるものであったり、歴 史的に重要な発見にかかわった資料もあり、歴史的な価値が高 い。 長期に渡る天体の変動現象を調べる上で、古い記録が活用でき る可能性がある。 写真乾板などは経年劣化によって情報が失なわれてしまう可能 性があり、今のうちにデジタル化する必要がある。(一部は既に 劣化や破損してしまったものもある) 1.歴史的資料の半永久的
Video of Vatican Library Digital Archiving Project by Vatican Library and NTT DATA AMLAD®は、博物館・図書館・公文書館(各種MLA機関*1)や企業・団体が保有する画像、動画、音声などのあらゆるデジタルコンテンツを一元管理、利活用可能な形で資源化し、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの様々なデバイスから簡単に検索・閲覧することを可能とします。 *1 Museum Library Archives NTTデータが世界各地で展開してきたデジタルアーカイブソリューション「AMLAD®︎」。高精細2D/3Dのコンテンツをアーカイブし公開する機能に加え、AI等を用いた高度なメタデータ検索機能、豊富なAPI連携機能を有し、膨大なアーカイブデータの中でユーザーが必要なコンテンツにスムーズにたどり着き、活用する仕組
刀剣乱舞というネットゲームから、政宗が「燭台切光忠(しょくだいきりみつただ)」という刀を持っていたということを知りました。 政宗副担としてはいてもたっても。 あいにく刀に興味はなく、あいかわらずの資料好きなのですが、うちの燭台切はカンスト、現在二人目が特越え…。いつもクールに桜ふぶいてて、かっこいいよね! 以下、調べたことの覚えがきです。長いので、これ本(=漫画)向きかな。 Q:「燭台切」という言葉が確認される文献はどれ? 「武庫刀纂」(ぶことうさん)という刀アルバムです。 原本は茨城県水戸市の徳川ミュージアムにあります。 「武庫刀纂」は、水戸藩8代藩主斉脩が水戸徳川家伝来の刀剣について後世に伝えるため編纂し文政6年(1823)に絵師に描かせた書です。(展示キャプションより) Q:その本、信用できるの? 本は信用できますが、中身は伝聞なのでどうだろ? この本は、政宗が死んだあと約180年た
ブログ 2019年12月18日 ブログ 川の下を通るものとコーヒーカップの取っ手の形をした道路 2019年11月25日 ブログ 今日は何の日?(11月25日) 2019年11月9日 お知らせブログ 特別公開 大塚古墳出土品 2019年10月26日 ブログ 皇太子(現上皇)御成婚記念植樹と碑 2019年10月6日 ブログ 散歩 消滅した古墳を探して
日本の大学や地図制作会社が日本の古地図をデジタル化して公開することがありますが、なんとアメリカのスタンフォード大学が1837年に作られたという古地図「近江国絵図」をデジタル化しました。日本の税徴収に使われた近江国絵図をどのようにしてデジタル化したのか、スタンフォード大学はデジタル化する行程も公開しており、興味深い内容になっています。 Adventures in oversized imaging: digitizing the Ōmi Kuni-ezu 近江國絵圖 Japanese Tax Map from 1837 | Stanford University Libraries https://library.stanford.edu/blogs/digital-library-blog/2015/11/adventures-oversized-imaging-digitizing-om
カレントアウェアネス-E No.279 2015.04.09 E1666リポジトリの相互運用性:研究情報とオープンアクセスを繋ぐ オープンアクセスリポジトリ連合(Confederation of Open Access Repositories:COAR;E992参照)は,2015年2月に「COARロードマップ:リポジトリの相互運用性のための将来的な方向性」(COAR Roadmap: Future Directions for Repository Interoperability;以下ロードマップ)を公開した。本稿ではロードマップを中心に,COARをめぐるリポジトリの動向について整理する。 本ロードマップはCOAR第2ワーキンググループを中心に発足した相互運用性に関するプロジェクト(Interoperability Project)の活動の一環で作成されており,2012年に公開されたレ
舞台芸術文化を未来につなぐ。 日本文化の軌跡「芝居番付」五千枚をデジタル化。 この画像データを、日本演劇研究に役立てたい。 こんにちは、松竹大谷図書館の武藤祥子と申します。今年4月より須貝前主任の後を引き継ぎ、事務局の仕事を担当しています。昨年、「【第2弾】歌舞伎や映画、大切な日本の文化を次世代に残す」プロジェクトでは、皆様からの温かいご支援により、図書館の運営を維持し、『蒲田週報』の解体・修復・デジタル化を実施することができました。本当にありがとうございました。 当館には、『蒲田週報』以外にも数多くの貴重な資料が保存されています。なかでも「芝居番付」については、江戸末期から明治、大正時代のものを五千枚以上所蔵しています。破損がこれ以上進む前にデジタル化により原資料を保護し、この分野で実績のある立命館大学アート・リサーチセンターにご協力いただき、画像公開することで、日本演劇の研究に役立ちた
2014年3月20日、バチカン市国の公式プレスルーム「サラ・スタンパ」で記者会見が開かれ、同国がある契約に調印したことが発表された(写真1)。契約書の署名者は、ジャン=ルイ・ブルーゲス バチカンローマカトリック教会記録・図書担当大司教とNTTデータの岩本敏男代表取締役社長だ(写真2)。会見には、バチカン図書館のチェーザレ・パッシーニ館長、NTTデータの岩井利夫常務執行役員公共システム事業本部長などが列席した。 右から、チェーザレ・パッシーニバチカン図書館長、フェデリコ・ロンバルディバチカン市国公式プレスルーム担当、ジャン=ルイ・ブルーゲスバチカンローマカトリック教会記録・図書担当大司教、NTTデータの岩本敏男代表取締役社長、NTT DATA EMEAのパトリツィオ・マペリCEO(最高経営責任者)、NTTデータの岩井利夫常務執行役員公共システム事業本部長。
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high190です。 ご報告がだいぶ遅れてしまいましたが、2月6日(木)、7日(金)に東京の国立情報学研究所で行われたJAIRO Cloud説明・講習会に参加してきました。私は初日のみ参加でしたが、勉強になったので、当日の様子をまとめておきたいと思います。 ちなみにJAIRO Cloudとは国立情報学研究所が提供する共用リポジトリサービスのことです。リポジトリとは「大学とその構成員が創造したデジタル資料の管理や発信を行うために,大学がそのコミュニティの構成員に提供する一連のサービス」という定義がなされているようです。*1平成25年4月1日に施行された学位規則の改正によって、今まで印刷公表とされていた博士論文の公表方法がインターネットを利用した公表と改められたことにより、*2にわかに大学関係者を賑わす話題になりました。 リポジトリ構築の背景にはオープンアクセスの進展や学術情報基盤の整備など、
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