◇注意点を例示 情報発信にも活用 北九州市の北橋健治市長は14日、短文投稿サイト「ツイッター」や「ブログ」などのソーシャルメディアに関する職員向けガイドラインを作成したことを明らかにした。東日本大震災を受け、市がツイッターによる支援情報などの発信を始めたことから、注意点などをまとめた。市議会の質疑で北橋市長は「双方向のやりとりが有効なイベント情報などでも活用したい」と答弁し、今後も活用を進める考えを示した。 市広報課によるとガイドラインは1日付。市として情報発信する際の注意点として、ネット上に公開された情報は完全に削除されないと認識する▽基本的人権・肖像権・著作権などを侵害しない--などと列挙。発信してはいけない情報として「職務上知り得た秘密」などを例示した。誤った情報を発信したり批判が集中したりした場合の対処法を事前に決めておくことなども求めた。 市はこれまで、市有パソコンからはソーシャ
◇ノーベル賞もの!?大捕物 京都大(京都市左京区)本部構内で2日にあった置き引き事件で、機転を利かせて容疑者を取り押さえたとして川端署は7日、同大学大学院情報学研究科の永原正章助教(38)と、友人でシステム制御情報学会(同区)職員の西村清香さん(32)に感謝状を贈った。 2日正午ごろ、同大学百周年時計台記念館で、シンポジウムの準備をしていた女性会社員(52)の手提げかばんから現金約4000円などが入った財布が盗まれた。 現場から東に約200メートルの工学部校舎前で、仲間を待っていた永原助教と西村さんは自転車で逃走する容疑者を目撃。「捕まえて」と追いすがる女性を見た永原助教が自転車の前に立ちふさがると、西村さんが自転車を左側からけり倒し、倒れた容疑者を永原助教が取り押さえた。 窃盗の疑いで現行犯逮捕された大阪府箕面市の無職、井上泰正容疑者(49)は「大学は警備が甘い」と、同大学構内だけで十数
3世紀に誕生し、善悪二元論を教義として世界的な宗教に発展しながらも滅びたマニ教の宇宙観を描いたとみられる絵画が国内に存在することが26日までに、京都大の吉田豊教授(文献言語学)らの調査で分かった。「10層の天と8層の大地からなる」というマニ教の宇宙観の全体像が、ほぼ完全な形で確認されたのは世界で初めて。 マニ教は布教に教典のほか絵図も使っていたとされるが、絵図は散逸。宇宙観は教えの根幹につながるもので、今回の発見を公表した国際マニ教学会で「画期的」と高い評価を受けた。吉田教授は「不明な点が多いマニ教の解明につながる」と話している。 吉田教授が「宇宙図」と呼ぶこの絵画は、現在国内で個人が所蔵している。縦137.1センチ、横56.6センチで、絹布に彩色で描かれている。仏教絵画との比較などから、中国の元(1271~1368年)、またはその前後に、現在の浙江、福建両省など江南地方の絵師が制作したと
◇悩みの種“紛失”激減 全国で唯一の公営漫画専門図書館「広島市まんが図書館」(南区比治山公園)が昨年、図書の紛失防止対策としてICタグを導入したところ、これまで年間1500冊もあった紛失件数が一けたに激減した。年間約75万円分もの漫画が行方不明になっていただけに、効果は絶大。念願の“紛失冊数ゼロ”も夢ではなくなってきた。 同館は1997年開館。現在約10万冊の蔵書があり、「スラムダンク」「シティーハンター」「巨人の星」など人気漫画を多数取りそろえる。それゆえに、盗難と見られる被害も相次ぎ、職員の見回り強化や防犯ミラーの設置などの対策に取り組んできたが、なかなか効果が上がらなかったという。 そこで同館は昨年、約3000万円をかけて、本の中にICタグを取り付けて無断持ち出しを識別するブックディテクションシステム(BDS)を導入した。職員が貸し出し処理を済ませていないと、出口でブザーが鳴る仕組み
◇面と時間軸を重視--小林是綱さん(64) 06年に都道府県立図書館として初めて指定管理者に運営が任された県立図書館の総括責任者に今年4月、小林是綱さん(64)が就任した。出身地である山梨県の図書館で司書や館長を歴任し、03年には国内初の指定管理者による図書館「山中湖情報創造館」の開館に携わった。官のイメージが強い公立図書館を、指定管理者が運営する意義や目指す図書館像を聞いた。【山中章子】 --指定管理者による運営のメリットは? 適切な人材配置と効率の良さです。司書を公務員として雇う場合、3~5年で異動があり、経験を積ませにくい。指定管理者は民間企業のように柔軟な人事異動が可能なので、専門性を育てながら人事の刷新もできます。新たに営業職を雇って社会教育団体などに声をかけ、これまでにない図書館の活用法を探る取り組みも始めました。また給与や勤務時間を独自に決められるため、開館時間の延長も可能に
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