11月20日には、ニュースメディア「ヴォックス」の共同創設者で編集主幹のエズラ・クライン氏が、ニューヨーク・タイムズのコラムニストに就任するとの発表があった。 その前日には、バズフィードによるハフポストの買収が報じられた。 ネットメディアを取り巻く環境の激変は、新型コロナによって加速度を増す。 その中で、名だたるネットメディアの編集長・幹部たちがこの数年、次々とそのポジションから新天地に向かっている。その一つが新聞の老舗、ニューヨーク・タイムズだ。 ヴォックスのクライン氏に加えて、バズフィード、さらに「クォーツ」「リコード」。 いずれもソーシャルメディア時代の新たなメディアのあり方を掲げ、存在感を示してきたブランドだ。 だが、地盤沈下と規模縮小の流れは数年前から覆いようもなく、ついにその先頭ランナーだった二つの“老舗”メディアの買収劇に至った。 ●ヴォックス編集主幹の移籍 ヴォックスの共同
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