#48『穏やかなゴースト−画家・中園孔二を追って−』を読んで。 少しの後悔 著者の村岡氏と会ったのは今から2年近く前だったと思う。中園のお母さんからの紹介で、新宿のカフェで中園の評伝を書くための取材を受けた。 中園が亡くなった時どう感じたかという質問に「悲しかった。でもホッとした」という常識はずれな回答をしたことは、今となっては少し後悔している。 だが、中園が亡くなりホッとしたというのは嘘偽りない本音だった。 それほどに中園の存在は自分にとっては大きく、誤解を恐れずに言えばいつでも中園の作品を恐れていた。 芸術新潮連載時、その発
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