アメリカの音楽界で最も権威のあるグラミー賞のうち、音楽産業への貢献をたたえる各賞の授賞式が9日、ロサンゼルスで行われ、浜松市の楽器メーカー、ローランドの創業者、梯郁太郎さんが日本人の個人として初めて技術賞を受賞しました。 浜松市の楽器メーカー、ローランドの創業者、梯郁太郎さん(83)はアメリカ人の技術者と共同で、ことしのグラミー賞の技術賞に選ばれました。 9日、ロサンゼルスで行われた授賞式には体調がすぐれない梯さんに代わって次男でパーカッション奏者の郁夫さん(51)が出席し、記念のトロフィーを受け取りました。 梯さんはメーカーや製品ごとに違っていた電子楽器の音の長さや大きさに関するデータの規格づくりに取り組み、楽器同士で情報のやり取りができる「MIDI」と呼ばれる標準規格の策定に大きく貢献したことが高く評価されました。 グラミー賞の技術賞は、これまで日本のメーカーが受賞したことはありますが