国鉄色塗装の485系(左)と583系(右) 国鉄色(こくてつしょく/こくてついろ)とは、日本国有鉄道(国鉄)とその後継であるJR各社で採用されている車体の塗装の総称。 本来、言葉通りの意味からは「国鉄時代に制定された塗装」と解釈することも出来るが、趣味者の用法としては国鉄時代末期に出現した地域カラーは除かれる場合が多く、「国鉄時代に特定の地域に限定されず全国区で採用された塗装」と言う意味合いで使われる場合が多い。例えば交直流急行形電車の場合、国鉄時代末期になって各地区で様々な塗装が登場した。これらは登場こそ国鉄時代であるが、国鉄色と呼ばれることは稀である。 ただし、青緑1号のように登場後一貫して線区限定で使用された色もあり、明確な基準はない。 戦前の気動車の標準色(青3号と黄かっ色2号) 戦前より蒸気機関車には黒色、客車にはぶどう色1号、電気機関車・ディーゼル機関車および電車にはぶどう色2