その時計台の名は「辰鼓楼」(しんころう)といいます。 木造で高さはおよそ13メートル。 兵庫県北部の豊岡市出石町にあり、出石城跡の石垣の上から、長年、町の人たちを見守ってきました。 今のような大きな時計が掲げられた姿になったのは、明治14年。 現存する日本最古の時計台として知られる、国の重要文化財、札幌市時計台が動き出したのと同じ年です。 市の教育委員会が建てた案内板には「札幌時計台とともに、日本最古の時計台として親しまれている」の文字が刻まれています。
切り替え工事が終わり、新ルートでの運行となった山手線。品川駅と田町駅の間の車窓はどのように変化したのでしょうか。早速乗ってみました。 大崎駅午後4時1分発の内回り線です。 JR東日本の許可をもらい、まわりの利用者の迷惑にならないよう携帯電話で撮影することに。 車窓の変化は、列車が品川駅から田町駅に向かって動き始めた直後から始まりました。 列車はこれまでは駅を出たら直進していたところを右に大きくカーブしていきます。 旧ルートでは品川駅を出て旧車両基地の敷地を避けるように外周を通っていたので、進行方向の左手側は建物が立ち並んでいました。 ところが新ルートは線路の位置がこれまでより東に100メートルほど移動しているため、旧車両基地の敷地の真ん中を進んでいきます。 そして品川駅を出ておよそ1分後、屋根が印象的な高輪ゲートウェイ駅に進入。真新しいホームには作業員が写真を撮っている姿がありました。 列
高松港と岡山県玉野市の宇野港とを結ぶ宇高航路で唯一のフェリーを来月中旬から休止すると発表した四国急行フェリーの堀川満弘社長が、11日高松市で記者会見し、利用客の減少からこの航路の今年度の営業損益が1億円を超える赤字に陥る見通しとなり休止を決断したと説明しました。 四国急行フェリーの堀川満弘社長は、11日午後、高松市の本社で記者会見し、高松港と宇野港を結ぶ宇高航路で運航するフェリーを来月16日から休止する届け出を四国運輸局に提出し、受理されたことを報告しました。 休止を決断した理由について堀川社長は、瀬戸大橋のETCの割り引き料金が大幅に拡充した影響で利用客の減少に歯止めがかからず、船の老朽化や燃料費の高騰などでコストも増加し、この航路の営業損益が平成23年度から赤字となり今年度は1億円を超える赤字に陥る見通しとなったことを挙げました。 堀川社長は「企業努力では限界で苦渋の決断だった。休止に
JR四国の半井真司社長は23日の記者会見で、25日、高知県で鉄道路線のあり方を議論する懇談会が開かれることに関連して、高知と愛媛を結ぶ予土線の維持は非常に厳しいという認識を示し、沿線の自治体を交えた議論に期待する考えを示しました。 JR四国では、鉄道路線のあり方について今後、各県ごとに懇談会を開いて議論してもらうことにしていて、25日、高知市で、各県ごとの議論としては初めて高知と愛媛を結ぶ予土線の沿線の自治体を交えた懇談会が開かれます。 これに関連してJR四国の半井社長は高松市で開いた記者会見で、予土線の収支が悪化していることを踏まえて、「あの数字を見て地元の自治体にどう反応してもらえるかということだと思う。路線の維持は非常に厳しいことは理解してもらえると思う」と述べました。 また、半井社長は、懇談会での議論について「まずは状況を正しく理解してもらい、ほかの交通事業者とどう連携を取れば公共
今月、完成したばかりのJR四国の新型の特急車両が26日早く、高松市のJR高松駅にお目見えしました。 JR四国が開発した新型の特急のディーゼル車両「2700系」は、四国の自然に映える赤と金、それに香川県特産のオリーブをイメージした緑のラインが入り、色鮮やかなデザインが特徴です。 26日は、新型車両をひと目見ようと鉄道ファンが高松駅に詰めかけ、カメラを手にホームで待ち構えました。そして午前6時すぎに新しい車両4両が機関車にけん引されて駅のホームに入ってくると、一斉にシャッターを切っていました。 JR四国によりますと、新型車両は「2000系」という特急のディーゼル車両の老朽化に伴い開発され、1両当たりの製造費はおよそ3億5000万円で、およそ40両を導入する予定です。 最高速度は時速130キロで、高知と岡山を結ぶ土讃線の特急「南風」を中心に使用する計画です。新型車両は来月から試運転を始め、来年秋
「技術書典」この4文字を見て「なにかの辞典?」などと思ったあなたは永遠の文系。心を熱くするのが日本のITエンジニアたちです。技術者たちの「コミケ」とも言われ、最近、注目のイベントの魅力を知りたい!永遠の文系記者2人が迫りました。(ネットワーク報道部記者 郡義之 飯田耕太) 3連休最終日の10月8日、東京・池袋で行われたイベントの会場となったビルの前には、数百人の列ができていました。 IT企業に勤めるシステムエンジニアの40代の女性は、以前から気になっていたというこのイベントに初めて参加。その時の興奮と周囲の様子をツイッターに記しました。 「着いた!すでに200人以上並んでる感じ」 「すごい勢いで列が伸びててこわい」 入り口に進むと本を掲げた女性のイラストが出迎えます。 これが注目のイベント「技術書典」の会場です。 技術書典は、IT業界で働くエンジニアやその卵たちがみずから作った本などを展示
バラエティー番組で根強い人気を誇る「路線バスの旅モノ」。そのきっかけとなったのはやはりあの番組。そしてタレントの太川陽介さん。全国をバスでまわること10年、乗車距離は1万キロに上り、まさに“ミスター路線バス”。一方で全国の路線バスは、テレビでの人気とは真逆で、廃線や減便、それに深刻な運転手不足と、厳しすぎる現実に直面しています。(詳しくは8月31日公開「もう働けません」)。路線バスを知り尽くした太川さんが語る、その魅力と厳しすぎる現実とは…。 (ネットワーク報道部記者 後藤岳彦・宮崎局記者 牧野慎太朗) ー太川さんは路線バスで全国を旅する番組に10年間、出演されてきました。まず、気になるのは、どのぐらいの距離を走ったんでしょうか。 (太川さん) 1本の番組でだいたい、400キロか500キロぐらい走る。番組を合わせて25本やったので1万キロは走っていると思います。都道府県でいうと沖縄県以外は
猛烈な風による被害が広がった先月の台風21号で、大阪府内にあるおよそ400軒の銭湯のうち70%余りで、煙突が折れるなどの被害が出ていたことが、銭湯で作る組合の調査でわかりました。中には再建を諦め廃業を決めたところもあるということです。 この台風の被害について、大阪府公衆浴場組合が加盟する銭湯を対象に緊急の調査を行ったところ、府内にある404軒のうち、73%に当たる296軒の銭湯で被害が出ていたことがわかりました。 ほとんどは瓦が飛んだり、浴場の天窓が壊れたりといった屋根の被害で、すでに多くが営業を再開していますが、中には煙突が折れるなどの大きな被害が出た銭湯も6軒あったということです。 また、組合によりますと、台風21号の被害を理由に今も休業をしている銭湯は少なくとも12軒、再建を諦めて廃業を決めた銭湯は4軒に上っているということです。 大阪府公衆浴場組合の宮前博一理事長は「大阪には長年、
将来的に維持が難しくなると予想されるJR四国の鉄道路線のあり方を、四国4県の知事や有識者が議論する懇談会が開かれ、バスなどの利用も視野に入れた交通網の再編の必要性を指摘する中間報告の原案が示されました。 JR四国は去年、有識者でつくる懇談会を設け、利用者の減少や設備の維持コストの増大によって将来、維持が難しくなると予想される鉄道路線のあり方を議論しています。 高松市で開かれた会合では中間報告の原案が示され、この中では鉄道よりもコストを抑えられるバスなどの利用も視野に入れた交通網の再編や鉄道の設備を沿線の自治体などが管理して鉄道会社の負担を軽減する「上下分離方式」の導入などが検討すべき取り組みとして盛り込まれました。 この案に対して出席者からは、JR四国が事業を継続できるよう国が支援の枠組みを再構築すべきだという意見が出され、中間報告のとりまとめは次回に見送られました。 会合のあとJR四国の
大阪市営地下鉄が公営の地下鉄としては全国で初めて民営化され、1日から「大阪メトロ」としてスタートしました。 しかし、事業を多角化し、経営基盤を強化するため公営の地下鉄としては全国で初めて1日から民営化され、大阪市高速電気軌道株式会社が運営する「大阪メトロ」としてスタートしました。 1日朝は、大阪市の隣の堺市にある御堂筋線のなかもず駅で、始発電車の出発式が行われ、河井英明社長が「きょうから大阪の地下鉄は『大阪メトロ』として新しくスタートします。安全と安心を第一に社員一同一丸となって取り組みたい」とあいさつしました。 そして、午前5時すぎ、「大阪メトロ」の新しいロゴのマークが先頭に取り付けられた電車は、駅長の「出発進行」の合図とともに、鉄道ファンらを乗せて動き出しました。 民間の鉄道会社になった「大阪メトロ」は、今後、駅構内でのいわゆる「駅ナカ」事業を拡大するほか、ホテルや福祉施設の運営など、
国内のオートバイ市場が縮小を続ける中、大手バイクメーカーのホンダとヤマハ発動機が2輪車の生産や開発で提携する方向で最終調整していることがわかりました。 関係者によりますと、ホンダとヤマハ発動機は、排気量が50CCの小型スクーターについて生産や開発で提携する方向で最終調整していることがわかりました。 具体的には、ヤマハ発動機は台湾の工場で生産している50CCスクーターをホンダの熊本県にある工場での委託生産に移すことを検討します。また、宅配などで使う業務用や電動の小型スクーターを今後共同で開発することを目指します。 ホンダとヤマハ発動機は、1980年代に排気量が50CCのいわゆる原付きバイクを中心にしれつな販売競争を繰り広げ、両社の頭文字をとって「HY戦争」とも呼ばれました。しかし、こうした50CCのスクーターは日本特有の規格のためにグローバル展開が難しく、価格も安いため採算が取りにくい面があ
台風10号の影響で北海道の鉄道網が寸断され、収穫期を迎えたジャガイモやタマネギなどを貨物列車で運べなくなっているため、JR貨物は15日から貨物船を使った代行輸送を始めることになりました。 北海道では、台風10号の影響で、JR根室線で橋が流されるなど鉄道網が寸断され、収穫期を迎えたジャガイモやタマネギなどの農作物を北海道東部の帯広や釧路から本州に運ぶ貨物列車が運行できなくなっています。 JR貨物は現在、トラックで運んでいますが、列車と比べた輸送力は3割ほどにとどまっているため、15日から貨物船を使った代行輸送を始めることになりました。貨物船は釧路港から東京港や青森県の八戸港に運航され、そこから貨物列車などで各地に運ばれるということで、鉄道に比べて1日程度長く時間がかかるということです。 JR北海道によりますと、今のところ根室線の復旧のめどは立っていないということです。JR貨物の田村社長は「貨
天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。
来月、新幹線の開業を控えたJR北海道で、社員のパソコンがサイバー攻撃を受け、鉄道の安全に関わる情報など300件以上のファイルが流出した可能性があることが、JRなどへの取材で分かりました。JRは、安全対策を抜本的に見直すなど、乗客の安全には万全を期したいとしています。 JRが調査を進めた結果、何者かがパソコンを遠隔操作し、社内のネットワーク内にあった300件以上のファイルを「圧縮ファイル」に集めて盗み出そうとした痕跡が見つかったということです。JRによりますと、中には、「防犯体制」や「安全確認」、「セキュリティ対策」など、鉄道の安全に関わる情報も含まれていて、外部に流出した可能性は否定できないとしています。 JR北海道は、外部からのメールが社員に直接届かないようにする新たなシステムを導入するほか、安全対策を抜本的に見直して、乗客の安全には万全を期したいとしています。 JR北海道では、外部から
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