良いコンセプトの書き方の一つに、「似て非なる」を利用する方法があります。 これを使うと、非常によい表現に達することができます。 なぜなら、企画やコンセプトの特性の一つに「良いモノから、更に良いモノを選ぶ」という点にあります。 企画、特に競合の企画というのは、「良い企画と悪い企画」が競り合うのではなく、「良い企画と良い企画」が競り合っています。つまり、大きな方向は同じ。問題は最初にある小さな差に有ります。いや、その小さな差こそ大事。 その小さな差が、実行まで至る長い時間の間に大きな差になる。だから最初の小さな差にしっかり目を向けさせることが重要なのです。 だからこその「似て非なる」表現なのです。 私自身は昔、 不満はなくせないが、 不平はなくせる というコンセプトを提示したことがあります。 「不平」と「不満」。似ているような言葉にワザと違いをつけて、その違いを強く意識させるのです。 ここでは