北越製紙の子会社で紙加工品を手がける北越パッケージ(東京・千代田)では、生産部門と営業部門の双方がTOC(制約条件の理論)による業務改善活動に取り組んでいる。TOCとは、全体最適の視点から「根本的な問題(ボトルネック)」となっている部分を探し出し、解決していく業務改革手法。ビジネス書『ザ・ゴール』の著者として知られるイスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラット氏が1970年代後半に考案した。 2005年7月に開始した活動では当初、生産部門を中心に効果を上げてきたが、3年目となる2007年度からは営業部門でも成果が顕著になってきた。従業員1人当たり売上高は2007年度、約3億1000万円と、前年度に比べて10%以上の伸びとなる見込み。TOCの導入は工場など生産部門での業務改革に多く見られるが、営業部門への導入で目に見える成果を上げるケースは珍しい。 同社はこれまで、取引先ごとにおおよその売
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