2008年6月12日,幕張メッセで開催中の「Interop Tokyo 2008」で,慶應義塾大学総合政策学部の國領二郎教授が「ネットの進化とマーケティング」と題した特別講演を行った。 インターネット関連技術の進化と利用者の拡大により,マーケティング活動の手法は日々変化している。これまで,ネットを新たなメディアやツールとして活用する場面が多かったが,「今後はリアルの世界といかにネット関連技術を結合させてマーケティングに活用するのかという段階を迎えている」と國領教授は話す。 國領教授がテーマとして掲げたのは,「ユビキタスにカスタマイズされたマーケティング」。ネットを通じて得られる属性や閲覧履歴などの情報を活用して個々人にカスタマイズした情報を提供するネットマーケティングは,ECサイトAmazonのレコメンド技術などで知られる。ここで國領教授が注目するのは,センサー技術の発達により,GPS搭載
![【Interop Tokyo】次世代ネットマーケティングは「今なら,ここなら,あなたなら」,慶大國領教授](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)