「当社の半導体を搭載する機種は2008年に400強だったが、2009年には700強に増えた。その結果として、従来の主力だった携帯電話の比率は下がった」。米クアルコムは、2010年1月7日(米国時間)に開催した報道機関向け説明会でこう説明した。ネットブックや電子書籍などの台頭で、携帯電話以外での採用機種が急増しているようだ。 既存の携帯電話市場では、パートナー企業と共に「スマートフォン」と呼ばれる端末のすそ野を広げることに力を入れる。例えば米AT&Tでは、「Quick Messaging Device」と呼ぶ製品群を新設し、既存のスマートフォンで利用できるアプリケーションなどを普及価格帯の多機能電話機に容易に移植できるようにする。このQuick Messaging Deviceは、クアルコムが今回のCESで発表したミドルウエア「Brew Mobile Platform」を採用している。既存の