太陽の速度が小さすぎ? ボイジャー1号が太陽系の果てで発見した謎 (前略) 専門家らはボイジャー1号が2003年に、太陽風の速度が音速以下にまで落ちる末端衝撃波面に入ったと考えている。 その後、最近になってボイジャー1号の周囲は何もかもが静かになった。太陽風が突然、事実上検知できないレべルである1/1000に減少したことを計器は示していた。この変化は極めて急速で、およそ数日間の出来事だった。 これと同時に、銀河宇宙線の測定値が著しく増加した。これは「太陽風の外に出るとこうなるとわれわれが予測していたものにほかならない」と、カリフォルニア工科大学の物理学者であるエド・ストーンは述べている。ストーン氏はボイジャーのプロジェクトサイエンティストであり、Science誌に発表された論文のひとつで主執筆者を務めている。 それはまるで、ボイジャー1号が太陽の影響から離れたかのようだ。しかし、