バンコク(CNN) タイの首都バンコクで反政府集会を組織しているタクシン元首相派「反独裁民主同盟」(UDD=通称「赤シャツ隊」)は16日、首相府に血をまいて抗議するため、参加者から採血を始めた。 UDDは下院解散と総選挙の実施を求めているが、アピシット首相が要求に応じないため、1000リットルの血液を集めて現地時間の同日午後6時に首相府にまく構え。赤シャツ姿の数千人が採血に応じている。 それでもアピシット首相が解散を拒み続ける場合、17日はさらに1000リットルを集めて与党本部にまき、その翌日は数千リットルを首相公邸にまくと予告した。 反政府集会は12日から始まり、14日までに数万人がバンコクに集結している。アピシット首相は武力による鎮圧はしない意向だが、観光省によれば、この影響で同国への観光客は推定20%減少。特に中国からの観光客に与える影響が大きく、中国商工会議所によるとキャンセル率は