Wanted: Hangman for Zimbabwe prison - ジンバブエでは5年前に最後の死刑執行人が退職した後、なり手がおらず、死刑執行が事実上止まっているそうです。ずっと求人がかかっていて、なぜか男性に限るとされているようですが、手先が器用で、ちゃんと紐が結べて、心が冷たければ、経験を問わず採用されるのに、そして、何よりも失業率が94%にも上るのに、だれも応募してきません。良心が許さないのでしょう、とのことです。最後の死刑執行人も、自分の仕事を常に悔やんでいたらしいです。 たとえ相手が許しがたい極悪人であっても、一人の人を殺すことには躊躇を感じてしまう。とても人間的な心の動きだと思います。もちろん、記事には書かれていませんが、死刑執行人の職に応募する人がいないのは、良心の問題のほかに、ムガベ政権への不信感とか国家権力への絶望感などの大きな原因があるのだろうとも思います。