「Oculus Rift」や「PlayStation VR」など、VR(仮想現実感)用ヘッドマウントディスプレー(HMD)が相次いで発売されることから、2016年は「VR元年」と言われている。中でもユニークな製品を投入するのが2013年設立のベンチャーFOVE(本社・東京)である。同社は、視線追跡機能を持つVR用HMD「FOVE」を2016年秋に発売する。約1100万米ドルの資金を調達し、ネットカフェへの大量納入などで普及促進を図る同社 CEOの小島由香氏に、今後の事業戦略を聞いた。
福島の原子力発電所事故をきっかけに、技術やその根底にある科学との向き合い方が問われている。「日本の社会には科学リテラシーがない」。京都大学大学院総合生存学館(思修館)の山口栄一教授は、この問題意識から新著『死ぬまでに学びたい5つの物理学』(筑摩選書)を執筆した。同書に記したような天才物理学者たちの知の創造プロセスを知ることが、科学リテラシーを高めるための第一歩になると山口教授は語る。(取材・構成は、片岡義博=フリー編集者) ――『死ぬまでに学びたい5つの物理学』という本は、物理学の入門書でありながら、文系の読者も面白く学べることを目指しています。そして、序章のタイトルは「強く生きるために物理学を学ぶ」。一般的な物理学の書籍とは一線を画していますが、この本を書くきっかけから伺いたいと思います。 山口 私は1990年代の終わりまで永らくフランスに住んでいました。ところが帰国したら日本は大変なこ
写真1●「MOVERIO BT-200」の新製品発表会に臨んだ(右から)エプソン販売の平野精一代表取締役社長、エプソン・ナカジマレーシングの中嶋悟総監督、レースクイーンの橋本雪乃さん セイコーエプソンとエプソン販売は2014年1月28日、めがね型Android端末(スマートグラス)の新製品「MOVERIO(モベリオ) BT-200」の発表会において、独自のアプリマーケット「MOVERIO Apps Market」を開設すると発表した。4月24日の新製品発売と同時に開設する。 MOVERIO BT-200は、OSとしてAndroid 4.0を採用し、スマートフォン/タブレットに近いAndroid端末として機能する(関連記事:セイコーエプソン、88gに軽量化しためがね型のAndroid端末)。 めがねのレンズに当たる部分に960×540ドットの液晶パネルを搭載。重さ約88gのめがね(ヘッドセッ
精度が向上したARに目を付けたのは前回紹介したユニクロだけではない。建築分野や製造分野でも、ARで仕事の進め方が変わりつつある。 メーカー50社がデータ提供 建材や住宅設備のシミュレーションにARを採用したのが、ペーパレススタジオジャパンだ。2013年4月から、窓やドア、便器など建築設計で用いる3DデータのARサービスを始めた。 このサービスを建築士やインテリアコーディネータなどが使うと、施工後のイメージを視覚的に把握しながら、建物や部屋をデザインすることができる。例えば、トイレを設置するシーンがあったとしよう。建築士は設置場所の床に「マーカー」を置き、タブレットを介してその場所を見てみる。すると、タブレットで撮影した映像に、CGで再現されたトイレが映し出される(図1)。
日立ソリューションズは2013年4月19日、SaaS型のGIS(地理情報システム)「GeoMation Netservice」の最新版を発表した。4月22日から提供開始する。 GeoMation Netserviceは、インターネット上の地図や航空写真に様々な業務情報を表示するGISサービス。例えば、企業の持つ顧客情報をエリアごとに管理したり、不動産物件検索サイトで物件の周辺情報を提供したりすることが可能だ。 情報の属性に応じた表示をする可変レンダリング機能や、任意領域の情報を抽出するトポロジ条件抽出機能、集計値に応じて情報を色分け表示するカバレジオーバレイ機能などを備えている。 最新版では、iOS5とAndroid4.0を搭載したスマートフォンやタブレット端末に対応したほか、Android版についてはAR(拡張現実)を活用したビデオスルー検索機能を追加した。 これは、Android端末の
Android搭載のスマートフォンでは、多種多様なアプリケーションをAndroid Marketから手軽にダウンロードして利用できます。様々なアプリケーションを利用しているうちに、「自分でも作ってみたい!」と考える人は多いでしょう。 ただし、いざ作ろうとすると結構大変です。Androidアプリを開発するためには、Javaプログラミングや統合開発環境Eclipseの知識が必要です。覚えることが膨大なので、なかなか開発が進まず、途中であきらめてしまった人もいるのではないでしょうか。 こうしたAndroidアプリの開発に不慣れな人にお勧めの開発ツールがあります。それが、「App Inventor for Android(以下、App Inventor)」です。 App Inventorは、米Googleが無償で提供する開発ツールです。2010年7月から登録者向けにリリースしていましたが、2010
頭部に巻き付けた脳波センサ。額にあるのがセンサ部、その向かって右にあるのがBluetoothモジュール部 KDDI研究所は、2011年7月13~15日に東京ビッグサイトで開催の「国際モダンホスピタルショウ2011」において、「携帯電話脳波測定アプリ」を展示した。「脳波を測定することで体調を把握し、自らの健康管理を実現するためのもの」(同社)と位置付ける。 脳波センサと携帯電話機をBluetoothで接続して使う。脳波センサは、頭部に巻き付けるベルト型。米NeuroSky社製のセンサと、Bluetoothモジュールが内蔵されている。センサ部を額に当てることで、額部分の微弱な電流変化を測定する。 今回の展示では、測定した脳波のデータを活用して3種類のアプリをデモしていた。(1)集中力を検証し、今日の調子を把握する「droid touch」、(2)脳波を音にして体調を知る「brain sound
SQLのプログラミングは奥が深い。特にパフォーマンスの観点から、そう言えるだろう。 みなさんご承知の通り、同じ結果を出すプログラムでも、SQLの書き方次第で処理時間に何倍もの差が生じ得る。効率の悪いSQLを書いてしまう原因は、多くの場合、リレーショナルデータベースの内部動作やアプリケーションに関する理解不足である。両者をよく知った上で最適なSQLを書けるようになることは、システムエンジニアとしての重要なスキルの一つである。 特集『基礎から理解するデータベースのしくみ』では、リレーショナルデータベースの内部動作について、基本的な部分を分かりやすく解説している。SQLプログラミングに役立つことはもちろん、SQLチューニングやデータベース設計のための基礎知識としても不可欠だ。 イントロダクション ブラックボックスのままでいいの? Part 1:SQL文はどのように実行されるのか SQL実行までの
今回の建設IT注目情報 ~オーピーティー「UP! 3Dプリンタ」~ BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)や3次元CADで設計した建物や構造物などのモデルデータから、プラスチックや石こうの模型を作る「3Dプリンター」という機械が建設業界にも普及しつつあります。 数年前は1台1000万円以上の製品が主流でしたが、普及とともに価格は下がってきました。そして、このほど、驚くべき低価格の3Dプリンターが発売されました。 オーピーティーが発売した「UP! 3Dプリンタ」という新製品のお値段は、 ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、 68万円(税込み) という低価格です。3Dプリンターは100万円以上するのが常識でしたので、“激安”といってもいいでしょう。 機械の大きさは幅245mm x 奥行き260mm x 高さ350mm、重量は5kgと小型、軽量です。そのため、宅配便で送ったり、持ち運んだりす
Androidの勢いは増すばかりだ。米IDCが3月29日に発表した市場予測によると、2011年のスマートフォン出荷台数は前年比5割増しになる見込みで、Androidのシェアはそのうち4割に達するという(関連記事)。iPhone/iPadはもちろん、長い間スマートフォン市場をけん引してきたSymbianも抜き、トップに立つ見込みである。 その一方で、かねてから言われてきた“Androidの混在問題”が、いよいよややこしくなってきた。Androidの混在は、大きく二つある。一つは、バージョンの混在。もう一つは、ディスプレイの混在だ。 バージョンの混在 Androidは、バージョンアップのペースが速い。国内初のAndroidスマートフォン「HT-03A」に当初搭載された「1.5」がリリースされたのが、2009年4月。その後、「1.6」(2009年9月)、「2.1」(2010年1月)、「2.2」(
言語を知らなくても簡単にAndroidアプリが作れる――。誰でもプログラマになれる“驚愕”の開発ツールが登場した。米Google社が提供する「App Inventor」だ。早速、開発のしやすさを体験してみた。 米Google社は2010年12月16日、Androidアプリを開発するためのツール「App Inventor」のベータ版を一般公開した。同年7月から登録者のみに提供していたものだ。ツールおよびWebサービス、Javaアプリの3つの組み合わせで実現している。 App Inventorの特徴は、プログラムをコーディングしなくても、Androidスマートフォンで動作するアプリが即席に作れること。パズルを組み合わせる感覚でプログラムを作成できる(図1)。Javaを知らない人でも、Androidスマートフォンを持っていれば、そのまま個人用のアプリが即製可能だ。
スマートフォンの業務利用が本格化してきた。メールやスケジュール機能を使うだけではない。業務アプリケーションを動かし、システムの一部として使う。磁気カードリーダーの装着や動画によるプレゼンなど、活用アイデアが満載だ。社内外どこでも瞬時に情報システムにアクセスでき、アプリケーションや周辺機器次第でさまざまな機能を追加できる、スマートフォンならではの利点を生かした取り組みである。 「この商品のSサイズはありますか」。衣料品販売を手掛けるユナイテッドアローズの新宿店で顧客からこう聞かれた店員は、iPhoneを取り出した。画面をタッチし、その商品のタグに記載されている商品コードを手早く入力する。 すると画面上に、その商品の現時点での在庫数が表示された。「申し訳ございません。在庫がないようです。色違いでしたらございますが、お持ちいたしましょうか」─。 ユナイテッドアローズは2010年9月、一部の店舗で
もしあなたがプログラマだったら、プログラムを書いて10兆までの素数のリストを作ってみてほしい。情報システムの開発に携わる人であれば、10兆までの素数のリストを出力するシステムの見積もりを考えてみてほしい。費用はどれくらいかかるか、納期はどれくらいか、あなたはどんな答を出すだろうか。仕様書はうまく書けるだろうか。 記者がこんなことをいうのは、自分で10兆までの素数のリストを作ってみて、とても面白かったからだ。図1のプログラムを書いて出力が成功するまで約2週間、夢いっぱいの楽しいひとときを過ごせた。予期せぬ問題も発生したけれど、最後にはコンピュータがまだまだ発展する可能性を持つと感じられた。素数のリストを作る演習は、プログラミングと情報システムにおける有益な演習の一つである。 アルゴリズムの有効性が納得できる この演習の面白い点は、まずアルゴリズムの有効性を納得できる点だ。素数(prime)は
今回は、助詞「の」の使い方について、学習しましょう。まずは、次の文章を読んでみてください。 どこが問題? ここが問題! 一文に「の」が連続して3回以上使われている 同じ文章の中に「~の~の~の」と「の」が連続して3回以上続くと、文が間延びした感じになり、稚拙な印象を与えてしまいます。これは口語的な表現に近いためだと考えられます。 これで解決! 他の言葉に置き換える、または「の」を省略する 「の」の連続使用は2回までとし、3回以上連続させないためには、以下のように、他の言葉で置き換える、または省略する方法があります。 ・場所に関すること:「~の」を「~にある」「~にいる」に置き換える。 例:「会議室の机の上の…」→「会議室にある机の上の…」 ・時に関すること:「~の」を「~における」に置き換える。 例:「入社時の注意点の話の内容…」→「入社時における注意点の内容…」 ・対象に関すること:「~
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