個人的にはEDダンスよりも、OPにおける朝比奈みくる*1の乳揺れ*2こそ、京都アニメーションに地力のあるアニメーターが集まっていないことを裏付ける象徴と思う。 冗談や釣りでなく、本当に真面目に語ってみよう。 普通に見て、朝比奈みくるの乳揺れに違和感をいだかないだろうか。 仮想の肉体を肉感的に見せる演出というには、動きが不自然すぎて成り立っていない。映画『カウボーイビバップ 天国の扉』で、衣服という拘束から解かれて重力に引かれる女性キャラクターの胸を見ればいい、自然な乳揺れとはどういうものかわかる。この揺れといえないほどの垂れ方は、観客の欲望を喚起する力は弱く、陵辱を行った犯人の悪意を強調する。 観客の情動を起こすため*3という描写にしても、やはり動きが不自然にもほどがある。重みも柔らかさもアニメートで表現されていない。現実味のないアニメ幻想な肉体と見ても、木村貴弘や長谷川眞也に及ばない。