「小僧寿し」が債務超過に陥った。2018年12月期の決算で10億5700万円の債務超過に転落したことで、上場廃止の可能性も強まっている。 というニュースが世間を騒がす中で、非常に引っかかる報道があった。小僧寿しの苦境は、「持ち帰り寿司業態の限界」だというのである。 ご存じのように今、スシローなど大手回転寿司チェーンが大にぎわいである。週末はファミリーなどが押しかけるため、アプリで予約をしても1時間半待ちなどザラだ。かっぱ寿司、くら寿司などとともにし烈な争いを繰り広げている。 一方、宅配寿司「銀のさら」も好調で、今年2月にはWeb会員が200万人を突破している。デパ地下やスーパーの鮮魚売り場では、中トロやウニなど豪華ネタ満載の「寿司パック」が売られている。 こういうところに客をガッツリと取られて、「持ち帰り寿司」そのものの存在意義がなくなりつつあるというのだ。そう聞くと、「確かに昔は、子ども