これは「取材と執筆」をする人のためのメモです。 私は、20年少々の間、職業として「取材と執筆」に取り組んできました。今回「その経験をレポーターの皆さん向けにまとめてほしい」という注文をいただきました。 まず「何を書くべきか」を考えてみました。文章作法に関する本は、名著・定番と呼ばれる本があります。レポートのような事実を伝える文章の組み立て方、記し方については、『理科系の作文技術』(木下 是雄)と『「超」文章法』(野口 悠紀雄)の2冊が、語るべきことを網羅していると思います。『小説作法』(スティーヴン・キング)にも、実用的かつ興味深いノウハウが記されています。 しかしながら「取材とそのアウトプット」に関しては、これという本はないようです。そこで今回は、私自身が記者教育の過程で教わったことや、自分の職業経験の中で発見したことの中から、皆さんにお伝えできそうな部分を抜き出して書き記すことにします
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