ナショナル・ジオグラフィックの3月5日付けの記事によると、イギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の進化心理学者でサトシ・カナザワ氏は、「知性や宗教心、浮気心の強弱はすべて知能の進化に関係している」という研究結果を発表したとのこと。 これはアメリカの13歳から19歳までの青少年を継続的に調査しIQと宗教観・政治思想の関連を調べた研究であり、10代のIQが高い方がリベラルの人が高くなるとのこと。カナザワ氏は、この傾向は突発的な事態に対応する能力と意思といったものを発達させる中で、獲得されてきた能力であり、「この志向は、頭の良い人の脳が新しい状況にうまく適応しようとする結果、生じるものだ」と話しているとのこと。 この研究にはデータが不適切との批判もあるようで、カナザワ氏はイギリスのデータも入手しつつ自説の補強に取り組むようだ。私が思うに宗教も人間が進化し社会を発達させる中で作