赤信号を知らせたり、衝突前に自動で止まったりする高齢者向け自動車を開発しようと検討が進んでいる。自治体や自動車メーカーなどでつくる北部九州自動車150万台生産拠点推進会議(会長=麻生渡・福岡県知事)の総会が20日に北九州市で開かれ、検討の状況が報告された。 高齢になっても車を運転する人や高齢者の交通事故は増える傾向にあり、高齢者向け自動車の需要拡大が見込まれている。 2009年夏に大学教授や高齢者団体の代表、自動車メーカー関係者で委員会が設置され、高齢者にやさしい車づくりを検討してきた。10年度は高齢者向け自動車の開発や実用化を自動車メーカーに促すという。