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asahi.com(朝日新聞社):開高健「裸の王様」草稿見つかる 「夏の闇」創作メモも - 文化
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asahi.com(朝日新聞社):開高健「裸の王様」草稿見つかる 「夏の闇」創作メモも - 文化
開高健の小説「夏の闇」草稿メモ(部分)=開高健記念会提供 作家・開高健(1930〜89)の芥川賞... 開高健の小説「夏の闇」草稿メモ(部分)=開高健記念会提供 作家・開高健(1930〜89)の芥川賞受賞作「裸の王様」の草稿や、自身が第2のデビュー作と位置づける作品「夏の闇」の創作メモなど約50点が見つかった。開高の創作過程を伝えるメモや草稿はほとんど残っていないため、創作イメージをどう膨らませたのかが分かる貴重な資料だという。 見つかったのは、すべて400字や200字詰めの原稿用紙。大半がペン書きだった。遺品を保存する開高健記念会が、開高の自宅や仕事場を整理中に見つけたという。「夏の闇」の創作メモは70年ごろ、構想を練っていた際に書かれたと見られる。ベトナム戦争を体験した主人公「私」らのセリフやエピソードが羅列してあり、作中に盛り込んだものについては線を引いて消してあった。 草稿は51年〜59年ごろのもので、中国を舞台にした「流亡記」や、青年期の苦悩をつづった習作も残されていた。