印刷 停滞する前線に湿った空気が流れ込んだ影響で、新潟、福島両県では29日、局地的に1時間雨量が110ミリを超えるなど、大雨に見舞われた。降り始めからの雨量が500ミリに達した地域もあり、気象庁は大きな被害が出た2004年の「新潟・福島豪雨」に匹敵するとして、河川のはんらんや土砂災害に警戒を呼びかけている。 福島県では、只見町で全1960世帯4990人に避難勧告が出された。県警によると、同町内で2人が行方不明という。金山町で255世帯、南会津町で31世帯に避難勧告が出され、柳津町や三島町でも避難指示・勧告が出た。 新潟県では、三条市全域3万4千世帯の約10万4千人をはじめ、8市町の計約18万2千人に避難勧告・指示が出された。三条市では午後8時半までに2632人が小中学校や公民館などに避難した。県警によると、田上町で1人が行方不明になっている。 関連リンク福島・只見町全1960世帯に避