静岡県伊豆市のワサビ栽培地の筏場(いかだば)で収穫したワサビの根から葉柄を取り除く男性(2020年11月24日撮影)。(c)Charly TRIBALLEAU / AFP 【1月1日 AFP】すしを食べたことがあるなら、ワサビも食べたことがあると思うかもしれないが、それは加工品だった可能性が高い。日本のワサビ生産者に言わせると、本場のワサビ、「緑の黄金」とは全くの別物だ。 日本料理が好きな多くの人にはなじみのある、鼻につんとくる色鮮やかなワサビは加工品で、実際はセイヨウワサビ(ホースラディッシュ)が調合されている。生ワサビは薄緑色をしており、辛味はマイルドで、複雑な風味がある。 だが日本国内でも、普段は生ワサビにはめったにお目にかかれない。ワサビのごつごつした根茎は非常に栽培が難しいため、高価格となり、大半が卸売業者に買い占められてしまうからだ。 静岡県伊豆半島の山腹にある緑豊かなワサビの