13日午後11時8分ごろ、福島県沖を震源とする地震があり、同県中通りと浜通り、宮城県南部で最大震度6強を観測した。震源の深さは約60キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7・1と推定される。気象庁は、若干の海面変動の可能性はあるが、津波被害の心配はないとしている。 震度6強を観測したのは、宮城県蔵王町と、福島県の国見町、相馬市、新地町。宮城県北部と中部で震度6弱、福島県会津と栃木県北部、南部で震度5強、岩手県や山形県、茨城県、埼玉県の一部では震度5弱を観測。東京23区や神奈川県、新潟県、静岡県などでも震度4を観測した。 電力各社によると、福島第一原発と福島第二原発の設備に異常は確認されておらず、周辺の空間線量にも変化はないという。運転を停止している女川原発でも、異常は確認されていない。また東海村にある停止中の東海第二原発を含め、茨城県内の原子力関連施設から地震による異常は報告されていないと