最近、中国のネットで「献忠」という言葉をよく見かけるので、ググってみたら、ヤバイ言葉だった。 2021年ごろから、中国のインターネットでは「献忠学」というワードが無差別殺人を指すインターネット・ミームとして使われるようになった。2021年6月ごろには中国において無差別殺人事件が多発し、その多くが社会に報復することを目的としたものであったことから、上述の屠蜀のエピソードと関連して、これらは「献忠事件」と呼ばれるようになった。 (wikipedia 「張献忠」) そもそも「献忠」は、明末1630年頃に四川で起きた農民反乱から身を起こして、一時は四川に「王朝」を建てて皇帝を名乗った張献忠なる人物の名前に由来している。この男が四川で無差別の殺戮を繰り返した(「屠蜀」)結果、人口が激減してしまったという(上掲wikipedia、なお、タイトル写真の原典はココ)。 下表はネットで見かけた「献忠」事件を