パソコンの「コンピューター(マイコンピュータ)」ウィンドウを開いたことがある人ならわかると思うが、ウィンドウ内に並ぶハードディスクドライブ(以下HDD)やDVDドライブの名前の末尾には「C :」「D :」といったアルファベットがついている。これは「ドライブレター(以下DL)」と呼ばれる、パソコンが接続されたドライブ(記憶装置)を識別するために必要な記号。AからZまでのDLを割り振ることで、混乱がないようにしているわけだ。 で、本題。読者が現在使っているパソコンの大半がそうだと思うのだが、「コンピューター」ウィンドウ内に並ぶドライブのDLで、もっとも若いアルファベットは、内蔵されたハードディスクについた「C:」のはず。アルファベット順に割り振るのであれば、当然「A:」や「B:」があってしかるべきなのに、なぜか見当たらないのだ。 これには、ちゃんと理由がある。実は「A:」「B:」は、今は懐