山梨県警笛吹署の幹部らが温泉施設「石和健康ランド」(笛吹市)から無料入浴券を受け取っていた問題で、県警は27日、事実関係を認めた上で、県警本部の職員も同様に券を受け取っていたことを明らかにした。県警は「(県民の)誤解を招くことがないよう職員に受領を控えるよう呼び掛ける」としている。 県警警務課によると、今年3月、同署幹部や一部の署員が同署を訪れた施設の職員から「優待券」と記載された無料入浴券数十枚を受領。さらに同じ時期、県警本部も券を受け取っていた。受け取った本部の職員の数や総枚数については「差し控える」とした。 券の受け取りの開始時期は、県警本部、同署のいずれについても2017年より前だったという。ただ「使われたり、捨てられたりした券もあり、詳細は確認できない」と述べた。