赤米 赤米(あかごめ[1]、あかまい[1])は、イネの栽培品種のうち、玄米の種皮または果皮の少なくとも一方(主に種皮[2])にタンニン系の赤色素を含む品種を指す[3]。 野生のイネのほとんどは赤米である[4]。古代米イコール赤米とされることもあるが、科学的根拠はない[4]。黒米を赤米に含める場合もある[5][6]。民俗学者の柳田國男は、赤飯の起源は赤米であると主張している[1]。 イネには遺伝的に普通米とは異なる色を呈するものがあり有色米や色素米と呼ばれている[7]。通常、有色米や色素米も玄米の種皮や果皮などの糠層を除去して完全に精米すると普通米と異ならない色である[7]。 赤米は玄米外層部の種皮層に赤色系の色素が蓄積した米またはそのような性質を有するイネをいう[7]。赤米はタンニン系の色素をもつもので、日本、中国、南アジア、東南アジア、アメリカ合衆国、イタリア、ブラジルなどにみられる[7