<高致死性の豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)ウイルスへの耐性があるブタが、ゲノム編集により生み出されたことが確認された。EU離脱後、英で市販されるとの見方がある> 英国の研究チームが、ゲノム編集により作出した豚の生体で、高致死性のウイルスに対して抵抗性があることを確認した。この成果を養豚業に応用することが認可されれば、生産者にとって大幅なコスト削減につながる可能性がある。 豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)とは 英エディンバラ大学のロスリン研究所が研究成果を発表し、論文がウイルス学の学術誌「ジャーナル・オブ・バイロロジー」のオンライン版に掲載された。なお、ロスリン研究所は1996年に体細胞クローン羊「ドリー」を誕生させたことでも知られている。 同研究所のチームは長年、豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)ウイルスへの耐性をゲノム編集により実現する研究に取り組んできた。PRRSは、若い豚には呼
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