2013年2月7日 木曜日 キーワード:社会 「真の消費者」という言葉がいくつかの集会・委員会などで用いられているということを、FOOCOM・森田さんの文章で知りました。この事実を知らなかったこと自体、私の情報からの遠さを証明しているようなものですが、奇妙な懐かしさを覚えつつも、一抹の懸念があり考えをお伝えすることにしました。 私が妙に懐かしく思ったのは、同じニュアンスで「意識ある組合員」という言葉が使われていたのをよく聞いていたからです。私は、30年余り生協で食品の安全や、商品開発で組織運営に関わってきましたが、リーダー格の人々が「最近、組合員の意識が低くなった」「意識の高い組合員が減った」と嘆くのをよく耳にしました。それは、まさに嘆きでした。 率直にいえば、「近頃(当時)は、ただ生協で買い物をするだけで、学習をしない、問題意識を持たない組合員が多くなってきている。生協の精神からも、運営