8月3日 キーノートレクチャー2 東京大学駒場キャンパス 21KOMACEE East 言語進化に関する連続講演会企画「EVOLINGUISTICS 2018」. 8/2の文京学院大学ふじみ野キャンパス(埼玉県ふじみ野市)の講演(脳の形態や道具との関連についてのもの)と東京学芸大(小金井市)の講演(社会的理解と向社会的行動の初期発達に関するもの)は都合がつかなかったが,8/3の駒場のキーノートレクチャーには参加できた.講演者は言語学者側からのキーノート講演者であるセドリック・ブックス.言語学者側のキーノートということで岡ノ谷ではなく藤田耕司からの紹介を受けて登壇.ちょっとしたジョークから話を始めた. ロジカルからバイオロジカルへ(From the Logical to the Biological) セドリック・ブックス(Cedric Boeckx) 今日の外はとても暑い(当日の東京の最高
2018年は災害レベルの酷暑で、全国各地で40度近い気温の日が続出している。そんな暑い日本に対して、世界規模での懸念が間近に控えている。そう、2020年の東京オリンピックだ。 開催期間は「7月24日から8月9日まで」の一番暑い時期。もちろん野外での競技も多く、選手の熱中症が心配される。この酷暑であらためていろいろな対策が提案されているが、小池百合子都知事が説明したその一つが「打ち水」である。 東京都、国土交通省、環境省などが後援している「打ち水大作戦2018」 しかし、このことが報道されると批判が殺到。打ち水の効果に疑問を持つ人は多く、中には「アスファルト上では逆効果だ」とする意見まである。実際のところはどうなのだろうか。 打ち水の原理 打ち水で涼しくなる原理は次のように説明されることが多い。 液体の水が気体(水蒸気)に変化するにはより大きなエネルギーが必要である。地面にまかれた水は、蒸発
「カレーがおいしい」と評判の鉄道カフェがあった 「鉄道カフェの食べ物って『手づくり』『おいしい』っていうイメージがあまりないでしょう。でもたとえ鉄道カフェであっても飲食店なのだから、食べ物で手を抜いちゃいけないと思うんです。だから僕はあえて『うちはカレー屋です』と言っているんです」 「鐵道(てつどう)カフェ&カレー」の店主、佐野達夫さん(50歳)はそう言います。 敬礼! ライター吉村智樹です。 「鉄道カフェ」といえば「Nゲージのレイアウトがあって、車両の持ち込みができて、鉄道に詳しい方たちが操縦を楽しむ趣味のお店」というイメージがあります。 しかし神戸には「カレーファンのあいだで『めちゃめちゃうまい!』と評判になっている鉄道カフェがある」らしいのです。 模型やジオラマだけではなく、カレーの味でお客さんをとりこにする鉄道カフェですって? カレーはとりわけマニアが多い料理。そうとうレベルが高く
従来の品種よりも多くの収穫をあげることができる稲や小麦などを開発するために、窒素吸収能力を強化する遺伝子を特定して少ない肥料でより多くの収穫が期待できるような新しい品種の稲を開発したという研究が報告されています。この研究はかつて「緑の革命」と呼ばれた大規模な農業革命を引き継いだもので、使用する肥料の量を減らすことで環境への影響を減らすことができると期待されています。 ‘Green revolution’ crops bred to slash fertilizer use https://www.nature.com/articles/d41586-018-05980-7 1940年代から1960年代にかけて、「より多くの収穫量を望める品種の導入」「より効率的な灌漑(かんがい)の敷設」「化学肥料や農薬の大量投入」などによって、穀物の生産性が飛躍的に向上した一連の取り組みを「緑の革命」と呼び
1941年8月に日本の敗戦は予測されていた。4ヶ月後、同年12月には真珠湾攻撃が始まる。そんな年の出来事である。 予測したのは戦後に日銀総裁、東芝社長などを務めることになる将来を有望視された30代たち。彼らは国の命令で集められ、もう一つの内閣を作り、詳細なシミュレーションに取り組んだ。 日米開戦の結果はどうなるか? 彼らの結論は「日本必敗」だったーー。 未来の東芝社長、日銀総裁集った「総力戦研究所」 「総力戦研究所」の存在を知っているだろうか。1941年=昭和16年4月に開所式があったばかりの組織である。集められたのは第一線で働いていた官僚、軍人、ジャーナリストらエリート36人である。彼らは30代ばかりで、その平均年齢は33歳だった。 当時の日本において最良にして最も聡明な(ベスト&ブライテスト)と呼べる35人だった彼らは模擬内閣を作り、一つのミッションを命じられた。 「日本とアメリカが開
『きのう何食べた』14巻表紙(筆者撮影)『きのう何食べた?』は弁護士の筧史朗と美容師の矢吹賢二の暮らしを軸に、彼らの周辺も含めた人間関係と細やかなレシピ付きの家めしを描くマンガだ。2007年に始まった連載はすでに10年を超えて、今年7月に14巻がでた。 描かれる日常日常を繊細かつ丁寧に描く、「家めし」マンガの傑作である。 主人公の2人はゲイで、東京・阿佐ヶ谷をモデルにした街に暮らしている。家めしといっても、家庭で再現不可能な凝ったものはでてこない。 筧はきっちりと定時に仕事を終えて、自宅で晩御飯をつくる。月の食費は3万円。彼はどこの街にもあるようなスーパーで値段をチェックしながら食材を買う。味が一発で決まるという理由で白だしを料理の決め手にし、めんつゆや顆粒だしを愛用する。最新巻では作り置きの茹で鶏(ムネ肉)を使い切ることに喜びを見出す。 連載開始時には43歳と41歳だった2人も作中で年を
【パリ=白石透冴】欧州の猛暑で農作物への被害が予想されるなか、ドイツ、フランスなどのワイン向けブドウが豊作の見通しになっている。一般的に強い日差しが収穫量を増やすなどのプラスの効果をもたらすとされているためだ。各国のワインは2017年は冷夏で不作だっただけに、今年のワインは世界の愛好家の関心を呼びそうだ。独南西部レルツバイラーでは8月6日、早くもワイン向けブドウの収穫が始まった。AP通信による
世界的な猛暑や干ばつで農産物の作柄が悪化している。小麦は主産地の欧州やオーストラリアで高温が続き、6年ぶりの減産になりそう。米国やブラジルも気温上昇や降水不足でオレンジなどに被害が出ている。秋から冬にかけ、輸入価格の上昇分の転嫁値上げや品質の低下した食品の流入が起こりそうだ。企業や消費者の負担が増える可能性がある。米農務省が10日に公表した需給報告によると、小麦の2018~19年度の世界の生産
「これ一本でどんな魚も簡単にさばける」との触れ込みの包丁を富山県の造型メーカーがつくり、売れ行きを伸ばしている。漁師を経験して魚離れに危機感を抱いた社長が、家庭でも手軽に魚をさばけるようにとクラウドファンディングで資金を集めて製作した。名づけて「サカナイフ」。 開発したのはルアー販売などを手がける富山県射水市の「TAPP」。4月初めからホームページなどで税込み1万5098円で販売をはじめたところ、これまでに約1100本が売れた。ユーチューブで解説動画も配信している。 丸山達平社長(42)がルアーづくりのために2年間漁師をした際、店で売れ残って捨てられる魚を見て、消費者の魚離れを感じたのがきっかけだ。 「魚をさばけない人が増えてきたことが影響しているのでは」。手軽に魚をさばける包丁づくりを考え、従業員と試作を重ねて2年がかりで完成させた。 1本の包丁に、①「うろこ取…
あかいし・こういち 1961年東京生まれ。東京大学法学部卒業。通商産業省入省、経済産業省通商政策局米州課長、日本機械輸出組合ブラッセル事務所長、内閣官房内閣審議官などを経て、2018年7月より現職。 日本に「イノベーション」(社会変革)を起こすための政策が次々に打ち出されている。2017年末の「経済政策パッケージ」に続いて、18年6月には「統合イノベーション戦略※」も閣議決定。それに先立つ3月には、実行部隊の一つである大学改革担当室が文部科学省ではなく内閣府に設置された。一連の構想の中核が国立大学改革だ。メリハリのある運営費交付金の配分や厳格な人事評価システムなどで、世界から優秀な学生や研究者と巨額の資金を集められる「日本社会に役立つ国立大学」への変貌を目指す。では、当の国立大学には何が期待されているのか。科学技術・イノベーション担当の赤石浩一・内閣府政策統括官に聞いた。(聞き手=松本美奈
みなさんは医師と話をしていて、「自分の気持ちがなかなか分かってもらえない」と感じた経験はないでしょうか? 何となく不親切な医師に対し、不安を抱きながら通院を続けている人もいるかもしれません。 しかし、実は私たち医師も同じ感覚を持つことがよくあります。 私たちも、「患者さんに自分の気持ちがなかなか分かってもらえない」と思うことがよくあるのです。 なぜ医師と患者は分かり合えないのでしょうか? 私がこれまで患者さんを見てきて、最もよく食い違うと考えるポイントを4つ挙げてみたいと思います。 患者はn=1の事象を重視する 外来で患者さんから、 「自分と同じ癌の治療をしている友達が、この民間療法で癌を治したと言っていました。だから自分も同じ治療を受けたいです」 「この抗がん剤を使った私の職場の同僚が、強い副作用が出て治療が続けられなくなりました。だから同じ治療は受けたくありません」 「私と同じ胃がんだ
「超絶技巧」と称され、ブームとなっている明治期の工芸作家の代表格でありながら、その素性が謎に包まれていた彫刻師・安藤緑山(りょくざん)の本名や生没年、肖像などが初めて明らかになった。緑山の作品が並ぶ巡回展をきっかけに、親族が「知っていることをお伝えしたい」と名乗り出た。 緑山は、本物そっくりに着色を施した象牙の彫刻で知られる。主に明治末期から昭和初期にかけて活躍した。皮の毛羽(けば)立ったタケノコや、表面のトゲが粒々と立ったキュウリなどを細部までほぼ実物大で再現。思わず目を見張る表現力で、近年、急速に人気が高まっている。 現存する作品は、国内外に八十点ほど確認されているが、作者のプロフィルや、着色などの技法は不明のまま。当時の工芸が「輸出向けの商品」とみられがちだったこともあり、現代の研究者の間でもほとんど分かっていなかった。展示を企画した三井記念美術館(東京・日本橋)の主任学芸員・小林祐
高知県立大学永国寺図書館の蔵書の除却について このたびの報道につきまして、県民の皆様の知的財産である公立大学図書館の蔵書を管理する立場にある大学として、除却に際しての配慮が十分でなく、多数の図書を焼却するに至ったことについて、お詫びいたします。 永国寺図書館の蔵書の除却については、平成29年4月の新図書館への移転に向け、平成25年度以降、約4年にわたり慎重な討議を重ねてまいりました。しかし、結果としては多くの本を焼却してしまうこととなり、このことについては、より細心の注意を払う必要があったものと深く反省しております。 本学の蔵書は、歴史的には高知女子大学、高知短期大学、旧高知女子大学保育短期大学部の図書を統合しつつ、このたび高知工科大学の一部の図書を含めたものであり、永国寺キャンパスの整備にあわせて新図書館を新しく開館いたしました。この新図書館は、広さを約1.5倍としたうえで、旧図書館には
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