名古屋市内の中学校で、火のついたトーチを振り回す「トーチトワリング」の練習中に、2年生の男子生徒が右腕に大やけどを負うという事故が発生した。愛知県を中心に盛んなトーチトワリングは、中学生だけでなく小学生も多く参加している。はたして学校教育において、火を振り回す必要はあるのだろうか。 ■「罰が当たった」「自業自得」 事故は7月26日に、学校の校庭で起きた。8月3~5日に予定されている野外学習の本番に向けて、男子生徒は同級生らとともに、実際に着火したトーチ棒を振り回す練習をおこなっていた。 生徒各自が、2本のトーチ棒をもつ。棒の先端にはタオルが巻き付けられている。そこに灯油を染みこませて、火がつけられる。 各自が2本のトーチを回転させていたところ、当の男子生徒がもつトーチが胸の前で衝突して、火がその男子生徒の服に燃え移った。長袖の右腕部分に引火し、男子生徒は右腕に大やけどを負った(動画:事故時