加工が可能性を広げる何のために農業を継ぐのか?信州大経営大学院の茂木信太郎・元特任教授の、そんな問いを前回の記事で紹介した。私の場合、スパッと答えられない。 もし、企業の入社試験のように、実家の農業経営に携わるに当たって志望動機を求められたのであれば、考え抜いただろう。 実際は、「家業だから」「長男だから」といった暗黙の了解でここにいる。当分は兼業で親が健在ということもあって、理由を深めないで済んでいる。 そんな時、前回の記事で触れた「信州食品事業者連携協議会」が業者向けの食品展示会に参加すると知った。 同協議会は、マイパール長野(安曇野市)、豊炊飯(松本市)、おむすびころりん本舗(安曇野市)、ナガレイ(長野市)がメンバー。ざっくり言えば、コメを集荷し、炊き、加工し、流通させる企業の集まりだ。 そういえば、コメの売られ方を考えたことがあまりない。10月25日、展示会場の安曇野スイス村サンモ
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