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ブックマーク / stockkabusiki.blog90.fc2.com (9)

  • 個人金融資産の各国比較−2008年版 | 投資十八番 

    2008年末段階の個人金融資産の主要国比較データを集計しました。 毎年ブログでアップしているもので、今回で3回目となります。昨年は金融危機が世界を襲いましたが、その影響で大変興味深い結果となっています。 個人金融資産の各国比較(2007年版) ※単位(兆円) ※第一生命経済研究所(http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/data/data_lib.html)のデータを参照した。 ※適用為替レートも同データに準拠し、1$=90.28円 1£=130.32円 1€=127.01円 とした。 参考リンクを付した2007年版のデータと比較すると、日の現金預金比率が50.8%から55.5%へ大幅に増加しています。実は、現金預金比率の上昇は日だけではなく5カ国すべてに共通することです。これは現金や預金は金融危機によっても時価にほとんど影響を

  • 「砂糖の世界史」のスケールに圧巻 :投資十八番 

    書が商品としての「砂糖」の歴史、つまり製法云々の変遷を辿っただけであったのなら読み物として面白くもなんともありません。書が圧倒的に面白い理由は、砂糖という「世界商品」を通じて近代以降の世界史をダイナミックに描いていることにあります。砂糖は大量生産によって人類の生活を抜的に変えましたが、それだけでなくイギリスの産業革命や、地球上の人間の配置をすら変えてしまった要因にもなったのです。 アジアのどこかが原生地だとされる砂糖きびは、のちにイスラム教徒の手によって「コーランとともに」西に西に移動し、ついにはヨーロッパ人の手によって「聖書とともに」新世界にもたらされます。砂糖の大量生産には膨大な人力を要するうえ、砂糖きびが土地の地味を急速に失わせる作物であるという特徴から、奴隷制に支えられた大規模プランテーションと土地と労働力を求めて移動せざるを得なかったのです。 イギリスを発した奴隷船は

    ahat1984
    ahat1984 2011/02/24
  • 実践して分かった「時間管理」の効用 :投資十八番 

    去年は、今まで以上に時間の効率的かつ効果的な使い方を模索し続けた一年でした。 今年はそれをさらに向上させ定着させることを目標とします。 考えてみれば、時間の使い方は私を含めて20代〜30代といった若年層にとって重要です。なぜなら、この世代のほとんどの人々にとって時間は唯一の資だから。有効活用できれば将来の収穫の糧となる時間という資は、若いほど多く持っています。自分なりの時間管理法を早めに身に付けることの効用は計り知れないです。方法は人それぞれで合ったものを模索するべきなんでしょうが、基は同じだと思うので私が実践している方法を紹介します。

  • アップルの驚異的な収益構造の変化 :投資十八番 

    2009年の売上高は429億ドル(3兆9000億円)で、この2年で73%伸びています。この間、収益構造上大きく変わったのはiPhoneが登場したことです。 2007年6月にアメリカで初代iPhoneが発売されてからまだ3年にもならないのですが、すでにアップル社の収益の柱になっています。2009年のiPhone関連売上高はiPodを大きく上回る130億ドル超に成長し、総売上の30%を占めています。 今期2010年にはMacの売上高を超えてアップルの稼ぎ頭になるのはほぼ間違いないでしょう。 iPodは今でも80億ドルを超える巨大な製品ですが売上は徐々に減少しています。同社は、まだiPodが好調な時期にiPhoneを投入し、わずか2年でiPodを超えるモンスターを生み出したのです。そして、今月には「iPad」という新製品の予約受付が開始されました。製品サイクルを見抜き、革新的な製品を次々に

  • Googleの凄さ(そして怖さ)は株価では測れない :投資十八番 

    Googleの戦略目標(ミッション)は、「世界の情報を組織し、一般的にあまねくアクセス可能にして役に立つようにすること」とSEC報告書の中で高らかに謳っています。Youtubeを買収したり、各地で反発を受けながらも世界中の書籍をウェブ上で公開しようとしたり、失敗に終わりましたが60億ドルという巨費を払ってまでもGROUPONの買収を目論んだのも、一見脈略もなく手を広げているようにみえて、実のところ「世界の情報を組織」するというミッションに向かって邁進しているに過ぎません。 なので、小飼弾さんが2010年のAppleから学ぶべき3つ不等式で書かれている、 Googleは…あまりに多くのことに手をつけ、あまりに多くのものを放置しているのでまとめようがない。多分中の人々にすら。 とは異なる印象を私は持ってるし、 Googleの株価の迷走ぶりは、自らの価値を見失っているぞという市場からのメッセー

  • お金について心得えておくべき5つのこと :投資十八番 

    お金とどうやって付き合っていくか、というのは重要な問題です。多くの関連書籍が出回っていて参考になりますが、まず抑えておくべきは資産運用法といった小手先のテクニックではなく、もっと大きなプロットだと私は思っています。 Everything You Ever Really Needed to Know About Personal Finance on the Back of Five Business Cards(the simple dollar) にお金との付き合い方のプロットとしてわかりやすい絵図がありますので、引用しつつどういうことなのか紹介します。

  • インターネットが次に破壊するもの :投資十八番 

    インターネットはこれまで多くの市場を破壊してきました。ITバブルがはじまった1990年代末期に、インターネットは「既存のビジネスモデルの破壊者」であるとさかんにいわれていましたが、私は正直理解できませんでした。それから10年たった現在、結果としてインターネットが多くの市場を破壊したというのは現実となりました。書籍、音楽、マスメディアはインターネットによってビジネスモデルが根から変わりましたし、流通経路の中抜きによって卸や小売の存在意義が問われています。破壊によって新しいビジネスチャンスが生まれる一方で、旧来のビックビジネスは岐路に立たされています。この潮流はここ数年でますます加速してきたように感じます。 広告は現在のところインターネットによって決定的にビジネスモデルが破壊されたわけではないですが、テレビや新聞などのマスメディア媒体が弱体化すれば一蓮托生です。加えて広告産業の主要プレーヤー

  • 私的おすすめ本のまとめ[投資、マネー編]:投資十八番

    私はこれまで数えきれないほどの投資関連を読んできました。 最近ではあまりこのジャンルのを読まなくなりましたが、それはすでに十分な知識を多くのすぐれた書籍で吸収したと思っているからです。 そこで、個人的に、投資資産運用を行う人にこれだけは読んでおいてほしいと思うオススメのをいくつか紹介いたします。 ■ 新 賢明なる投資家(ベンジャミン・グレアム ジェイソン・ツバイク) [レビュー] ウォーレン・バフェットの師匠ベンジャミン・グレアムが著した古典的名著。 投資家が心がけるべきことやさまざまな基礎的な投資手法を紹介している。書をバリュー投資の手法のみを紹介したものであると捉えてほしくない。著者の意図するところはもっと大きい。 ■ マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール(マックス・ギュンター) 書は「スイスの銀行界や投機筋の仲間うちで暗黙のうちに了解され

  • 10年後も「絶対」に生き残る会社 :投資十八番 

    大調査というか、数名に行ったアンケートじゃないか。というツッコミをまずしておきます。 史上初の大調査 10年後も「絶対に生き残っている」会社(現代ビジネス) 内容としては、特に新しいものはないです。毎月発売されるマネー誌を立ち読みしていれば、どこかで似たような企画を発見します。とはいえ、文末に付されている主要企業一覧(パドック表)とそれに対する業界寸評は興味深く読みました。でも、これって「生き残る」企業ではなく、単なる人気投票ですね。 国際ビジネスブレイン代表の新将命氏はさらに、「企業衰退のABCを侵せば、DEATHに陥る」と警鐘を鳴らす。 「Aはアロガンス(傲慢)、Bはビュロークラシー(官僚主義)、Cはクライシス・マネジメント(危機管理)です。トヨタ自動車のリコール問題では、これらが悪く出てしまった結果、世界から不当とも思えるほどバッシングされた。 傲慢に陥り、顧客の声に十分に耳

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