被曝した3人は24日午前10時ごろ、3号機の原子炉建屋に隣接するタービン建屋などの放射線管理区域に入り、電気ケーブルを敷設する作業を行っていた。 真っ暗な中を進む3人は、この40〜50分の作業の中で、深さ約15センチの水に踏み込んでしまった。3人はそこにつかって、作業を続けたらしい。 前日の点検では、水はほとんどなかった。前日は、3号機への放水は行っていない。 いずれも防護服の上にカッパを着用。ヘルメットと全面マスク、ゴム手袋もつけ、同じ会社の2人は作業用の短靴を、別会社の1人は長靴をはいていた。作業を終えた3人が午後1時過ぎに胸に装着していた線量計を調べると、高い放射線量が確認された。 胸の線量計は、20ミリ・シーベルト以上を超えると、9分間にわたり断続的にアラームが鳴り続ける。この作業中にアラームが鳴ったかどうかは確認されていない。