放射能被害隠す国とマスコミ 武田邦彦中部大学教授の発言 福島原発事故 1カ月で白血病の危険も 2011年3月21日付 東日本巨大地震からはじまった福島第一原発の危機的な事態は、ぬぐいきれない核爆発の危険性をはらみながらその被害の範囲を広げている。原子炉建屋の爆発、炉心溶融と格納容器の破損、さらには大量の使用済核燃料を保管するプールにまで波及し、大量の放射能を周辺にまき散らしている。20日には、100`以上離れた関東でも、野菜や水道水の汚染が明らかになったが、政府やマスコミがまともな放射線量を発表せず、それが人人に与える影響をごまかすものばかりで、そのことが取り返しのつかない深刻な被害へと導いていることに批判が強まっている。中部大学総合工学研究所の武田邦彦教授(資源材料工学)は、内閣府原子力委員会および同安全委員会専門委員という立場から、この事態に強い警鐘を鳴らしている。以下、同氏の